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フィリピン アヤラ株、三菱商事が200億ペソでTOB実施へ

フィリピンの大手複合企業アヤラが、三菱商事の出資拡大に伴い自社株式30.07万株を1株650ペソ(約1,601円)、総額約20億ペソ(約49億2692万円)で公開買付けすると発表した。

フィリピンの大手複合企業アヤラ・コーポレーション(アヤラ)は2026年10月29日、三菱商事による出資拡大計画の一環として、自社普通株式30.07万株を対象に公開買付け(TOB)を実施すると発表した。買付価格は1株650ペソで、総額は200億ペソ(約492億円)、対象株式はアヤラ発行株式の4.85%にあたる。買付けは11月4日に開始される。これは三菱商事が2026年9月に表明した、アヤラへの出資比率を4.7%から15%へ引き上げるための総額44.5億ペソ(約109億6240万円)の投資計画の一部で、フィリピン証券取引所(PSE)と証券取引委員会に買付届出書が提出される。

買付価格の650ペソは、直近10月28日(火)時点の平均株価529.64ペソ(約1,305円)に対して23%のプレミアムを乗せた水準となる。出資完了後、三菱商事の議決権比率は20%まで拡大し、アヤラの重要な経営判断により大きな影響力を持つことになる。あわせてアヤラ株主総会では、三菱商事の出資受け入れに向けた定款変更も承認された。未発行の普通株式144万株を議決権付き優先株式7186万株へ転換する株式再分類と、取締役会の構成を7議席から9議席へ拡大する措置が盛り込まれている。今回の買付けで調達する200億ペソ(約492億6921万円)は、満期を迎える借入金の返済や財務基盤の強化、将来の成長投資に充てられる。

背景

三菱商事は2026年9月、アヤラへの出資比率を4.7%から15%に引き上げる総額44.5億ペソ(約109億6240万円)の投資計画を公表していた。この出資を受け入れるため、アヤラは10月の株主総会で取締役会の拡大や株式再分類など定款変更を先行して承認しており、今回のTOBはこの一連の資本提携手続きの一部として実施される。

日本企業への含意

フィリピンの基幹インフラ・金融・不動産事業を広く手がけるアヤラへの出資拡大は、三菱商事にとって東南アジア市場での事業基盤強化につながる。同様に現地財閥との資本提携を検討する日本企業にとっては、議決権比率や取締役構成の変更を伴う大型出資のスキーム、株主総会での定款変更手続きの進め方が参考材料になる。

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本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=86.82円 / 1000VND=6.09円 / 1THB=4.66円 / 1PHP=2.46円 / 1MYR=38.51円 / 1SGD=122.94円 / 1USD=157.43円)によります。

出典

本記事は上記1社の報道にもとづきます。

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