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タイEEC、新都市EECiti計画 初期投資700億バーツ(約3261億円)

タイのEEC(東部経済回廊)委員会は、チョンブリ県に16,000ライの新都市EECitiを計画、初期投資700億バーツ(約3261億円)で2027年着工を目指す。

タイの東部経済回廊委員会(EEC)は、チョンブリ県バンラムン郡に16,000ライ(約2560ヘクタール)の新都市「EECiti(EECビジネスハブ・スマート住みやすい新都市)」を建設する計画を進めている。同都市は2050年までの温室効果ガス排出実質ゼロ(ネットゼロ)を目指す「グリーンシティ」として設計され、緑地面積は全体の30%を確保する。都市は地域統括拠点、行政サービス、金融、精密・未来医療、研究開発、観光・スポーツ・物流サービス、BCG産業、複合住宅商業エリアなど6つの開発ゾーンに分かれる。インフラ・公共事業・交通網への初期民間投資額は700億バーツ(約3261億円)、民間事業者によるコンセッション期間は50年を想定する。政府は2025年末までに計画の原則と投資計画を閣議承認し、2026年に民間事業者を選定、2027年にインフラ建設に着手する予定。

EECは新開発計画で年間投資額を現行の1000億バーツ(約4659億円)から1500億バーツ(約6988億円)へ引き上げる目標を掲げる。データセンター投資に関心を示す企業は30社に上るが、実際に大型のハイパースケール施設を建設するのは10社程度と見込まれ、EECは5か月かけてゾーニング調査を実施した。敷地内には1500ライを充てる国際スポーツセンター構想もあり、8万席以上の新国立競技場、10レーンの陸上トラック、1万5000席以上の屋内バレーボール会場を計画する。EEC事務局長のチュラー・スックマーノープ氏は、新都市は経済活動の用地確保にとどまらず、世界の優秀な人材を長期的にタイへ惹きつけ、住み続けられる都市を目指すと述べた。

背景

EECは過去8年間で累計8200億バーツ(約3兆8206億円)の投資を集めてきたが、近年の年間投資実績は1000億バーツ(約4659億円)にとどまっている。政府はクリーンエネルギーやLNGターミナル拡張など総額1000億バーツ(約4659億2895万円)規模の8件のプロジェクトを推進しており、EECitiはこうした投資拡大の柱と位置づけられる。日本、中国、韓国、ドイツなど欧州の投資家ともネットゼロ型都市モデルについて協議が進められている。2025年にはタイ国内のスポーツ振興団体とEECがスポーツセンター開発に関する覚書を締結した。

日本企業への含意

ネットゼロ型都市というコンセプトのもと、データセンター、精密医療、研究開発、BCG産業など多分野で投資機会が生まれるため、日本の建設・エネルギー・ICT関連企業には参入余地がある。50年間のコンセッションや入札条件は今後詳細が固まる段階であり、2026年の民間事業者選定に向けて早期の情報収集と現地パートナーとの関係構築が必要になる。データセンター誘致は競争が激しく、電力・冷却技術を持つ企業には商機となる可能性がある。

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本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=86.82円 / 1000VND=6.09円 / 1THB=4.66円 / 1PHP=2.46円 / 1MYR=38.51円 / 1SGD=122.94円 / 1USD=157.43円)によります。

出典

本記事は上記1社の報道にもとづきます。

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