フィリピン住宅開発CPG、2案件63.5億ペソで販売開始
フィリピンのセンチュリー・プロパティーズ・グループ(CPG)は2026年11月4日、ラグナ州とバタンガス州で計3265戸・63.5億ペソ(約158億円)規模の住宅開発2案件の販売許可取得を発表した。
CPGは子会社PHirst Park Homes(低価格住宅ブランド「PHirst」の運営会社)を2026年9月に親会社へ吸収合併したことを受け、合併後初のPHirstブランド案件としてラグナ州カラウアンのバランガイ・マシットで「PHirst Sights Calauan West」、バタンガス州リパ市の3バランガイにまたがる「PHirst Sights Batangas」の2プロジェクトを公表した。両案件の販売許可はすでに取得済み。Calauan Westは敷地6ヘクタールに682戸、Batangasは30ヘクタールに2583戸を整備し、合計3265戸・推定販売総額63.5億ペソ(約158億円)規模となる。
内訳はCalauan Westが戸数682戸・推定販売額9億8110万ペソ(約24億4636万円)、Batangasが2583戸・推定販売額53.7億ペソ(約133億9002万円)。Calauan Westはカラムバ・スト.トマス工業団地群まで車で30〜40分、Batangasはライト・インダストリー&サイエンスパークIIIおよびファースト・フィリピン・インダストリアルパークまで30〜45分の立地とする。CPGは2026年中にカラバルソン地域で計3案件を展開する計画で、発表当日の株価は1株0.65ペソ(約2円)に0.01ペソ(約0円)(1.56%)上昇した。マルコ・アントニオCPG社長兼CEOは、職場に近い場所に住宅を求めるラグナ・バタンガスの労働者層に向けて事業を開く狙いであり、1地域に3コミュニティを持つことで効率的な建設と事業拡大が可能になると述べた。
背景
CPGの低価格住宅子会社PHirst Park Homesは2026年9月に証券取引委員会(SEC)の承認を得て親会社CPGに吸収合併され、今回が合併後初のPHirstブランド案件launchとなる。CPGは同年、カラバルソン地域のケソン州で「PHirst Sights Tayabas」をすでに立ち上げている。カラバルソン地域は2024年にフィリピン経済全体の14.7%を占める3.27兆ペソ(約8兆1537億円)規模の経済圏で、同年の成長率は5.6%だった。
日本企業への含意
カラバルソン地域のラグナ州・バタンガス州には日系製造業の工業団地進出が多く、通勤30〜45分圏の住宅供給拡大は現地従業員の定着や採用競争力に影響する可能性がある。日本の住宅・不動産デベロッパーにとっては、低価格帯住宅と工業団地の近接性を組み合わせたCPGの開発モデルが、東南アジアでの住宅事業展開における参考事例になりうる。
本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=87.28円 / 1000VND=6.16円 / 1THB=4.71円 / 1PHP=2.49円 / 1MYR=38.96円 / 1SGD=123.85円 / 1USD=158.38円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

