ベトナム、今後20年で航空機1000機必要 Airbus予測
Airbusはベトナムの旅客需要が今後20年間で年7.7%増加し、世界平均の2倍の伸びになるとの予測を発表した。
Airbusは2026年11月3日、ベトナムが今後20年間で新たに1000機の航空機を必要とするとの予測を発表した。同社によると、ベトナムの旅客増加率は年7.7%で、世界平均成長率の2倍に達する見通し。Airbusはベトナムで40年間事業を展開しており、現在ベトナムの航空会社に約230機を供給済みで、追加で220機以上の発注を受けている。Vietnam AirlinesやVietjet Airなど主要航空会社がAirbus機を運用しており、ベトナムの狭胴機市場でAirbusは90%、ワイドボディ機市場では50%のシェアを持つ。
内訳として、Vietnam Airlinesはワイドボディ機のA350を14機運用中。Vietjet Airはワイドボディ機のA330-900を40機発注している。ベトナム国籍登録の航空機数は現在258機。ベトナム企業は2024年からA321NEO向けの脱出スライド部品の供給を開始し、Airbusのサプライチェーンに参加している。Airbus International会長のWouter van Werschは、ベトナムが地理的に戦略的位置にあるため、2026年末開港予定のLong Thành空港を地域・世界のハブセンターとして開発・活用する必要があると述べた。
背景
Airbusはベトナムで40年間活動を続けており、民間航空機に加えヘリコプターや防衛・宇宙事業にも従事してきた。ベトナムでは2013年に初の地球観測衛星VNREDSat 1が打ち上げられるなど、航空宇宙分野での協力が進んでいる。
日本企業への含意
航空需要の急拡大が見込まれるベトナム市場では、空港インフラ整備や部品サプライチェーンへの参入機会が広がる可能性がある。日本の航空部品メーカーや空港関連企業にとって、Long Thành空港の開港やAirbusのサプライチェーン拡大は、現地企業との提携や部品供給での商機になる可能性がある。
本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=87.28円 / 1000VND=6.14円 / 1THB=4.69円 / 1PHP=2.50円 / 1MYR=38.84円 / 1SGD=123.62円 / 1USD=158.40円)によります。

