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シンガポールDBS、会長交代 27年1月就任 Q3純利益28.1億Sドル

シンガポール最大の銀行DBS Groupは、ピーター・シー会長が退任し2027年1月1日付でアンソニー・リム取締役が新会長に就くと発表、同時に2026年第3四半期決算を公表した。

DBS Group(シンガポール最大の銀行)は2026年11月5日、ピーター・シー会長が退任し、2027年1月1日付で取締役のアンソニー・リム氏が新会長に就任すると発表した。シー氏は2010年の会長就任以来、デジタル化や高収益事業の拡大を主導してきた。退任後はシニアアドバイザーとして1年間在籍する。同日発表の2026年第3四半期決算では、純利益は28億1000万シンガポールドル(約3480億3072万円)となり、前年同期の29億5000万シンガポールドル(約3653億7032万円)から5%減少した。ブルームバーグがアナリスト8人を対象に行った調査の予想平均も29億5000万シンガポールドル(約3653億7032万円)で、実績はこれを下回った。

2026年1〜9月期の合計収益は179億シンガポールドル(約2兆2170億円)(約2兆2170億円、前年比2%増)、純利益は88億2000万シンガポールドル(約1兆924億円)(約1兆924億円、同2%増)で過去最高水準となった。純金利収益は37億1000万シンガポールドル(約4594億9963万円)(約4594億9963万円、同4%増)、純金利マージンは1.87%と9ベーシスポイント低下した。純手数料収益は14億3000万シンガポールドル(約1771億1172万円)(約1771億1172万円、同6%増)、うち資産運用関連手数料は8億6400万シンガポールドル(約1070億1016万円)(約1070億1016万円、同9%増)だった。第3四半期配当は1株あたり81セント(通常配当66セント、資本還元配当15セント)、1〜9月累計配当は1株2.43シンガポールドル(約301円)。9カ月間の自己資本利益率は17%。タン・スーシャンCEOは「ローン・預金・資産運用資産が堅調に伸び、SORA平均が前年から半減し地政学的不確実性が高まる中でも過去最高の9カ月純利益と17%のROEを達成した」と述べた。シー会長は「リム氏に安心して経営を託せる」と述べた。

背景

シー氏は世界金融危機後の2010年にDBS会長に就任し、以後デジタル化と高収益事業の拡大を進めてきた。リム氏は2020年4月から取締役を務め、2017年に執行役職から退いた後もGICおよびバンカーズ・トラストでシンガポール、ロンドン、ニューヨークでの要職を歴任した経歴を持つ。

日本企業への含意

日本の金融機関や取引先企業にとって、DBSの経営体制変更自体が直ちに取引条件を変えるわけではないが、資産運用・富裕層向けビジネスの伸びが同行の収益を押し上げている点は注目に値する。金利環境の変化(SORA低下)がマージン圧迫要因となっており、日本企業がシンガポールでの資金調達や取引を行う際には、金利動向と手数料体系の変化を注視する必要がある。

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本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=87.28円 / 1000VND=6.16円 / 1THB=4.71円 / 1PHP=2.49円 / 1MYR=38.96円 / 1SGD=123.85円 / 1USD=158.38円)によります。

出典

本記事は上記1社の報道にもとづきます。

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