インドネシア・アストラ、Q3純利益11.7%減の21.6兆ルピア
インドネシア最大級のコングロマリット、アストラ・インターナショナルの2026年第3四半期純利益が前年同期比11.7%減の21.6兆ルピア(約1879億円)となった。
アストラ・インターナショナル(ASII、インドネシア最大級のコングロマリットで自動車・金融サービス・鉱業重機など多角経営)は2026年10月29日、2026年第3四半期(9月末時点)の財務結果をインドネシア証券取引所(BEI)に発表した。親会社帰属純利益は21.60兆ルピア(約1879億2299万円)で、前年同期の24.47兆ルピア(約2128億9239万円)から11.7%減少した。一方、純収益は243.9兆ルピア(約2兆1220億円)とほぼ横ばいで、前年同期の243.6兆ルピア(約2兆1194億円)から0.1%増にとどまった。同社は会社設立70周年を機に経営方針を見直し、コア事業を自動車、金融サービス、鉱業・重機ソリューションの3セグメントに集約する方針を示した。
売上原価は191.86兆ルピア(約1兆6692億円)で前年の191.36兆ルピア(約1兆6649億円)からわずかに増加し、総利益は52兆ルピア(約4524億720万円)と前年の52.28兆ルピア(約4548億4324万円)から微減した。販売費は10.41兆ルピア(約905億6844万円)、販売管理費は16.94兆ルピア(約1473億8035万円)といずれも前年から増加し、コスト圧力が利益を押し下げた。利息収入は2.55兆ルピア(約221億8535万円)、為替差損は50億ルピア(約4350万円)で、前年の130億ルピア(約1億1310万円)から縮小した。総資産は2026年9月30日時点で525.72兆ルピア(約4兆5738億円)となり、2025年末の507.36兆ルピア(約4兆4141億円)から増加した。
背景
記事によれば、今回の経営方針見直しはアストラが設立70周年を迎えることに関連している。コア事業集約の具体的な実施時期や、純利益減少に対する経営側の説明は記事中に示されていない。
日本企業への含意
日系自動車メーカーや部品メーカーにとって、アストラは現地販売網や合弁先として重要な存在であり、同社がコア事業を自動車・金融・鉱業重機の3分野に集約する動きは、周辺事業からの撤退や資本配分の変化につながる可能性がある。取引関係や出資比率に影響が及ぶ場合に備え、今後の事業再編の詳細を注視する必要がある。
本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=87.00円 / 1000VND=6.12円 / 1THB=4.68円 / 1PHP=2.47円 / 1MYR=38.61円 / 1SGD=123.23円 / 1USD=157.90円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

