フィリピンMaya、2027年IPO目標 比取引所上場を軸に検討
フィリピンのフィンテック企業Mayaが2027年のIPO実施を目標とし、フィリピン証券取引所への上場を軸に米国上場の可能性も検討していると発表した。
Maya(フィリピンのフィンテック企業)は2027年のIPO実施を目標とすると発表した。2026年10月28日、フィリピン証券取引所(PSE)への上場を希望しつつ、米国市場への上場の可能性も検討しているとした。会長のManuel V. Pangilinan氏は、以前2026年下半期にデュアルリスティング(米国上場後にフィリピン上場)を検討していたことを明らかにしたが、最新のスケジュールでは2027年に後ろ倒しされた。Mayaの既存株主にはPLDT(フィリピンの通信企業)、First Pacific、KKR & Co.、Tencent Holdings(中国企業)、International Finance Corp.が名を連ねる。
PLDTとFirst Pacificは共同でMayaの39.6%を保有する。Pangilinan会長は「来年上場する計画に変わりはなく、今年は遅すぎる」と述べ、他の株主が米国ナスダック上場を望むなら異存はないが、フィリピン国内での上場もあるべきだとの考えを他の株主に伝えたと説明した。同氏はまた、GCash(e-walletプラットフォーム)を運営するMynt, Inc.が2026年10月初旬にPSEへ上場し成功を収めた例を挙げ、Mayaは規模こそMyntに及ばないものの、その規模に見合った成功案件になり得ると述べた。
背景
Pangilinan会長は以前、2026年下半期に米国上場とフィリピン上場を組み合わせたデュアルリスティングを検討していると述べていたが、最新の計画ではこれが2027年に変更された。GCashを運営するMyntが2026年10月初旬にPSEへ上場したことが、Mayaの上場戦略の参考とされている。
日本企業への含意
日本の金融機関やフィンテック企業にとって、フィリピンの大型フィンテックIPOが相次ぐ動きは、現地出資機会やパートナーシップの選択肢拡大を意味する。Mayaの上場構造が国内単独かデュアルリスティングかによって、日本の投資家が参加できる窓口や評価の基準が変わる可能性があり、今後の発表内容を確認する必要がある。
本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=87.00円 / 1000VND=6.12円 / 1THB=4.68円 / 1PHP=2.47円 / 1MYR=38.61円 / 1SGD=123.23円 / 1USD=157.90円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

