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フィリピンのSalmon、1.4億ドル調達し融資事業拡大

フィリピンのフィンテック企業Salmonは2026年10月20日、1.4億ドル(約221億643万円)(88億フィリピンペソ相当)の追加資金調達を発表した。

Salmon(2022年7月設立のフィリピンのフィンテック企業)は、中央銀行認可のSalmon Bank(Rural Bank)Inc.と証券取引委員会認可のSalmon Finance Inc.の2法人を通じて金融サービスを展開している。同社は中小零細企業向け金融支援を軸に事業を拡大してきた。今回調達した1.4億ドルは、既存の「Salmon Credit Line」と店舗内融資事業の拡大、および新たな融資商品の全国展開に充てられる。信用履歴の乏しい借り手層を対象とするAI活用の与信審査エンジンが事業の柱となっている。

調達資金のうち9000万ドル(約142億円)はSpice Expeditions、WashU、Mooreからのコミットメント。5000万ドル(約79億円)は債券発行による調達分。Salmonアプリは累計900万ダウンロードを記録し、Apple App StoreとGoogle Playでの評価は5点満点中4.8を維持している。共同創業者のパベル・フェドロフ氏は、フィリピン市場の規模と成長機会に強い確信を持ち事業を集中させると述べ、今回の資金によりフィリピン国民への銀行・与信アクセス拡大、新商品投入、金融サービス業界の水準引き上げを進められると語った。

背景

Salmon grupoは米国系ベンチャー投資家に加え、国際金融公社(IFC)、ADQ/Lunate、Antler、フィリピン国内投資家の支援を受けている。

日本企業への含意

フィリピンの中小零細企業や信用履歴の薄い個人を対象にしたAI与信の拡大は、同国で金融・決済事業を検討する日本企業にとって競合環境の変化として注視する必要がある。現地規制当局(中央銀行・証券取引委員会)の認可を受けた2法人体制でのビジネスモデルは、日本のフィンテック企業が同市場に参入する際の提携・出資先選定の参考になる可能性がある。

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本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=87.68円 / 1000VND=6.10円 / 1THB=4.73円 / 1PHP=2.51円 / 1MYR=38.71円 / 1SGD=123.43円 / 1USD=157.90円)によります。

出典

本記事は上記1社の報道にもとづきます。

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