マレーシアとバングラデシュ、FTA交渉開始 2027年末妥結目指す
マレーシアとバングラデシュが自由貿易協定(FTA)の第1回交渉をダッカで終え、2027年末の妥結を目指して1月に第2回交渉を開催することで合意した。
マレーシアの投資貿易産業省(MITI)とバングラデシュ商業省は、両国間の自由貿易協定(FTA)交渉の第1回会合を首都ダッカで3日間にわたり開催し、2026年10月29日(木)に終了した。これは両国初のFTA交渉であり、両国は2027年末までの協定妥結を目標に掲げ、1月に第2回交渉を行うことで合意した。交渉ではマレーシア側代表団をMITIのラシディ・サイード博士が率い、バングラデシュ側はバングラデシュ商業省のカディジャ・ナズニーン追加次官が首席交渉官を務めた。
第1回交渉では、物品・サービス貿易、投資、デジタル貿易、税関、原産地規則の各分野を扱う作業部会が、条文草案の検討を進めた。カディジャ・ナズニーン氏は、今回のFTAがマレーシアとの経済パートナーシップを次の段階に引き上げ、技術・投資・産業分野での協力を強化するとの見通しを示した。
背景
今回の交渉は、マレーシアとバングラデシュ間で初めて行われるFTA交渉である。
日本企業への含意
バングラデシュは縫製業を中心とする生産拠点として日本企業の調達網にも組み込まれており、FTAが成立すれば関税面での優遇が両国間の投資・貿易を後押しする可能性がある。マレーシアに拠点を置く日本企業にとっては、デジタル貿易や原産地規則の取り決め次第でサプライチェーン再編の選択肢が広がる可能性があり、2027年末の妥結動向と交渉内容の具体化を注視する必要がある。
本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=87.00円 / 1000VND=6.12円 / 1THB=4.68円 / 1PHP=2.47円 / 1MYR=38.61円 / 1SGD=123.23円 / 1USD=157.90円)によります。

