インドネシアPLN新社長にスロソ氏、太陽光100GW推進
インドネシア国営電力PLNは2026年10月14日の臨時株主総会で、ダルマワン・プラソジョ氏の後任社長にスロソ・イスナンダル氏を選任した。
インドネシア国営電力会社PT PLN(Persero)は2026年10月14日、臨時株主総会(RUPSLB)を開き、ダルマワン・プラソジョ氏に代わる新社長としてスロソ・イスナンダル氏を選任した。選任は首都ジャカルタで行われた。スロソ氏は従来、PLNのプロジェクト管理・新再生可能エネルギー担当取締役を務めており、社長就任後も後任が決まるまで当分の間この役職を兼務する。PLN独立コミッショナーのアンディ・アリフ氏がこの経緯を説明した。
アンディ・アリフ氏は、スロソ氏が社長就任後も後任が決まるまでプロジェクト管理・新再生可能エネルギー担当取締役を兼務すると述べた。スロソ氏は2025年6月18日付の国有企業省令(SK-159/MBU/06/2025)に基づき同取締役に任命されていた。それ以前は2019年から2021年までPLNスラウェシ発電・送電統括ユニットのゼネラルマネジャー、2021年から2022年までジャワ・マドゥラ・バリ給電指令統括ユニットのゼネラルマネジャー、2022年から2023年までPLN取締役会直轄のデジタル・情報技術部門責任者を歴任した。新社長としての職責には、電力供給の安定維持、運用効率の改善、よりクリーンなエネルギーの開発推進、そして100ギガワット(GW)規模の太陽光パネル導入加速への対応が含まれる。この太陽光100GW計画は、2026年10月14日に大統領府メルデカ宮殿で行われた会合でPLNの変革方針とあわせて協議された。
背景
スロソ氏はジャワ中部クラテン出身で、インドネシア工科大学(ITB)で1994年に学士課程を修了し、2025年に同大学で博士号を取得した。1999年にはスコットランドのアバーテイ大学で理学修士号を取得している。こうした発電・送配電システムの実務経験とデジタル変革部門での経験を背景に、PLN内で段階的に要職を歴任してきた。
日本企業への含意
インドネシア政府が太陽光発電100GW規模の導入加速を国営電力の新経営陣に明確に求めたことで、同国の再生可能エネルギー案件は今後さらに増加する可能性がある。日本の電力・プラント・蓄電池関連企業にとっては、PLNの調達方針や事業者公募の動向を注視し、太陽光発電設備や系統安定化技術の提案機会を探る必要が出てくる。
本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=86.86円 / 1000VND=6.11円 / 1THB=4.68円 / 1PHP=2.47円 / 1MYR=38.73円 / 1SGD=123.18円 / 1USD=157.90円)によります。

