マレーシア、パーム油輸出10.4%増 ヘイズ下も需要堅調
マレーシア・パーム油庁(MPOB、生産データや認証を担う産業規制機関)は、域内ヘイズがパーム油需要や価格に直接影響した証拠は今のところないとの見方を示した。
2025/26年度のマレーシア・インドネシア合計パーム油生産は6670万トンで世界の83%を占める見通し(インドネシア4750万トン、マレーシア1920万トン)。マレーシアの2026年上半期輸出は前年比10.4%増の768万トン、CPO生産は0.6%増の902万トン。平均CPO価格は1トン4300リンギ(約17万円)を上回った。6月末在庫は254万トンで、前年同期の203万トンから増加した。
背景
域内で発生したヘイズが環境面での批判を再燃させる中、MPOBはGeoSAWITなど生産地や供給網を把握するトレーサビリティー制度の整備を進めてきた経緯がある。
日本企業への含意
パーム油を調達する日本の食品・エネルギー各社は、環境批判の高まりに備え、MSPO認証など生産履歴確認の要請が強まる可能性がある。一方で価格・在庫は当面安定的に推移するとみられ、調達計画への直接的な影響は限定的とみられる。
本記事の円換算・ドル換算は当日のレート(10000IDR=88.24円 / 1000VND=6.06円 / 1THB=4.74円 / 1PHP=2.52円 / 1MYR=38.61円 / 1SGD=123.40円 / 1USD=157.41円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

