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フィリピン、2026年1-9月債務返済1.65兆ペソ 前年比11.7%減

フィリピン財務局は2026年1~9月の政府債務返済総額が1.65兆ペソ(約4兆1070億円)となり、前年同期の1.87兆ペソ(約4兆6546億円)から11.7%減少したと発表した。

フィリピンの財務局(フィリピン政府の財務管理機関)は2026年11月3日、2026年1~9月の政府債務返済額を発表した。総額は1.65兆ペソ(約4兆1070億円)で前年同期比11.7%減。内訳は元金返済が878.21億ペソ(約2185億9614万円)(約2兆1860億円、前年比27%減)、利息支払いが772.05億ペソ(約1921億7175万円)(約1兆9217億円、前年比16%増)。元金返済のうち84%にあたる741.01億ペソ(約1844億4555万円)は国内債権者への支払いで、外国債権者への支払いは137.2億ペソ(約341億5059万円)だった。利息支払いも76%の584.74億ペソ(約1455億4823万円)が国内向けで、外国ファイナンサー向けは187.32億ペソ(約466億2601万円)。

国内利息支払いの内訳は、固定金利国庫債への支払いが404.52億ペソ(約1006億8948万円)、小売国庫債が131.24億ペソ(約326億6708万円)、国庫短期証券が41.15億ペソ(約102億4269万円)。単月でみると2026年9月の債務返済額は207.46億ペソ(約516億3908万円)で、前年同月の327.89億ペソ(約816億1543万円)から36.7%減少した。2026年通年の債務返済プログラムは2.05兆ペソ(約5兆1027億円)で、9月末時点の実績は年間プログラムの80.7%に達している。元金返済は年間配分1.05兆ペソ(約2兆6136億円)の83.7%、利息支払いは年間プログラム995.61億ペソ(約2478億1829万円)の77.5%を消化した。

背景

財務局は、2026年1~9月の債務返済額が前年同期比で減少した点について、これは返済スケジュールの時期的な変動を反映したものであり、政府の債務残高そのものが実質的に軽減されたことを意味しないと説明している。フィリピンの対外債務残高は2026年9月末時点で19.66兆ペソ(約48兆9359億円)と過去最高を記録した。

日本企業への含意

フィリピン国債の多くは国内投資家が保有しており、日本の金融機関や機関投資家がフィリピン国債に投資する場合、利息支払いの増加傾向や対外債務残高が過去最高を更新している点を財政リスクの指標として注視する必要がある。また対外債務の円換算規模が拡大していることは、フィリピン政府の外貨調達コストや為替変動への感応度にも影響する可能性があり、現地進出企業は政府の財政運営方針の変化を継続的に確認することが望ましい。

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本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=87.05円 / 1000VND=6.13円 / 1THB=4.68円 / 1PHP=2.49円 / 1MYR=38.79円 / 1SGD=123.46円 / 1USD=157.90円)によります。

出典

本記事は上記1社の報道にもとづきます。

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