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マレーシア製造業PMI、10月51.0に回復 新規受注4.5年ぶり高水準

S&P Globalの調査で、マレーシア製造業PMIは10月に51.0となり、9月の49.9から成長局面に回復したことが分かった。

S&P Globalが11月2日に公表したマレーシア製造業購買担当者景気指数(PMI)によると、10月のヘッドラインPMIは51.0となり、好不況の分かれ目となる50を上回った。9月は49.9と不況圏にあり、1カ月で成長局面に回復した。新規受注は輸出と内需の双方に支えられ、過去4.5年で最も速いペースの一つで増加した。工場の生産は3カ月ぶりに増加に転じ、雇用も3カ月連続で拡大した。一方、輸送費や原材料費の上昇を受け、仕入れ価格と販売価格は同じ加速したペースで上昇した。港湾混雑による納期の悪化は11カ月連続となり、企業の景況感は4月以来の低水準に落ち込んだ。調査はマレーシア国内の製造業約400社の購買担当者を対象に、10月12日から26日にかけて実施された。

内訳では、仕入れ費用と販売価格の上昇率が同水準まで加速しており、輸送・原材料コストの高まりが背景にあるとされる。完成品在庫は6カ月連続で取り崩された。S&P Globalのエコノミスト、マリヤム・バルーチ氏は、新規受注の増加はAI関連製品への需要拡大に一部支えられ、生産の再拡大につながったと指摘した。その上で、対外的な逆風は依然として「現在の経済の底堅さに対する主要な脅威」であると述べた。

背景

マレーシア製造業PMIは9月に49.9と好不況の境目である50を下回っていた。直近でPMIが最も好調だったのは4月で、企業景況感は今回10月に4月以来の低水準まで落ち込んだ。港湾混雑に起因する納期の悪化は11カ月連続で続いており、サプライチェーンの遅延が長期化している。

日本企業への含意

マレーシアに生産拠点や調達網を持つ日本企業は、港湾混雑による納期遅延が11カ月連続で続いている点に注意が必要になる。輸送・原材料コストの上昇が販売価格に転嫁される動きが強まれば、現地調達品や部材の仕入れコストが上振れする可能性がある。AI関連需要による受注拡大は追い風だが、対外的な逆風が景況感を下押ししており、調達先の分散や納期管理の見直しが必要になる。

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本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=86.93円 / 1000VND=6.11円 / 1THB=4.67円 / 1PHP=2.47円 / 1MYR=38.83円 / 1SGD=123.26円 / 1USD=157.53円)によります。

出典

本記事は上記1社の報道にもとづきます。

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