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シンガポールとカタール、LNG協力MOU更新 戦略的関係へ格上げ合意

シンガポールとカタールは2026年10月19日、LNGと低炭素技術分野の協力に関するMOUを更新し、両国関係を戦略的パートナーシップに格上げすることで合意した。

シンガポールのウォン首相は2026年10月18日から20日の日程で中東を訪問し、19日にドーハのアミリ・ディワンでカタールのタミム首長と会談した。両国は、カタールの国営エネルギー企業QatarEnergyとシンガポール通商産業省の間で結ばれていたLNGおよび低炭素技術分野の協力に関するMOUを更新した。あわせて両国関係を戦略的パートナーシップへ格上げすることでも合意した。カタール・シンガポール高官級合同委員会(HLJC)は20年の歴史を持ち、今回は9回目の会合となった。

カタールはシンガポールのLNG輸入全体の25%を占める主要供給国で、シンガポールの発電の95%は輸入天然ガス(LNGおよび近隣国からのパイプラインガス)に依存している。今回のMOU更新は、安定的なLNG調達の供給網づくりを狙いとする。また2026年2月には、カタールのBarzan Holdingsとシンガポールのエンジニアリング企業ST Engineeringの間で、15億カタール・リヤル(約648億9815万円)規模の防衛関連契約が既に署名されている。ウォン首相はフェイスブックへの投稿で、シンガポールとカタールはいずれも小国として不安定な世界を乗り切ろうとしており、経済の開放性維持と強靭性強化、両国民の安全で豊かな未来の構築に強い関心を共有していると述べた。

背景

カタール・シンガポール高官級合同委員会は20年にわたり運用されてきた枠組みで、今回が9回目の会合となる。カタールはシンガポールにとって天然ガスの主要輸出国で、シンガポールの発電の95%が輸入天然ガスに依存する構造が背景にある。

日本企業への含意

戦略的パートナーシップへの格上げが実現すれば、カタールは中東でシンガポールにとって2番目の戦略的パートナーとなる。エネルギー商社や発電事業者にとっては、安定的なLNG調達網の構築が進む可能性があり、低炭素技術分野での協業機会も生まれ得る。防衛関連では既にST Engineeringが実績を持ち、日本の防衛・エネルギー関連企業も中東とシンガポールを結ぶ協力枠組みの動向を注視する必要がある。

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本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=87.68円 / 1000VND=6.10円 / 1THB=4.73円 / 1PHP=2.51円 / 1MYR=38.71円 / 1SGD=123.43円 / 1USD=157.90円)によります。

出典

本記事は上記1社の報道にもとづきます。

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