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タイ、エー・アセットがトンローで120億バーツの複合施設開発

タイの建設大手エー・アセットが、バンコクの高級エリア・トンローで約120億バーツ(約563億9230万円)規模の複合開発「SKV53」を発表した。

タイの建設グループ、エー・アセット(1989年に建設会社PPSNとして創業、2013年にベトナムへ事業拡大、後に日本にも進出)が、バンコク・トンロー地区のBTS(バンコク高架鉄道)トンロー駅至近で、約120億バーツ(約563億9230万円)規模の複合開発プロジェクト「SKV53」を発表した。敷地面積は7ライ(タイの土地単位)、延べ床面積は10万平方メートル。主棟は地上6階・地下1階建てで、タワーAは39階、タワーBは28階建てとなる。同社は現在、ベトナムと合わせて2万戸、総額1650億バーツ(約7753億9416万円)規模の開発ポートフォリオを保有しており、本件はタイ国内での最初のプロジェクトとなる。着工は2027年前半、開業は2030年を見込む。

敷地内には緑地5000平方メートルを整備し、うち2000平方メートルを公共スペースとする。道路からのセットバックは60メートル。周辺エリアの高級住宅価格は1平方メートルあたり16万〜24万バーツ(約75万〜113万円)、最高級帯では50万バーツ(約235万円)に達する。同プロジェクトの借地権(リースホールド)物件は所有権(フリーホールド)物件に比べ約30%割安になる見込み。賃貸利回りは年4.5〜9.5%を想定。住戸は1ベッドルームで45〜50平方メートル。借地契約は40年、開発用に5年の延長が付く。同社会長のアナワット・チャッシリクン氏は、地主との交渉に2年以上を要したと述べた。

背景

エー・アセットは1989年にPPSNとして建設事業を開始し、2013年にベトナムへ本格進出、その後日本にも事業を広げた。ベトナムで最初のプロジェクトを手がけてから4年が経過し、現在はベトナムを含め2万戸・総額1650億バーツ(約7753億9416万円)の開発ポートフォリオを保有する。今回、同社は創業の地であるタイ国内で初の大型プロジェクトとして、トンローでの複合開発に着手した。

日本企業への含意

日本の不動産・建設関連企業にとって、タイの高級住宅市場でリースホールド方式による利回り重視の開発モデルが広がっている点は参考になる。エー・アセットはベトナム・日本と事業を展開しており、今後タイの大型複合開発において日系企業との資材調達や設計・建設分野での協業機会が生まれる可能性がある。借地権物件の価格差や利回り水準は、日本企業が東南アジアの住宅投資案件を検討する際の比較材料になる。

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本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=88.22円 / 1000VND=6.08円 / 1THB=4.70円 / 1PHP=2.52円 / 1MYR=38.62円 / 1SGD=123.37円 / 1USD=157.83円)によります。

出典

本記事は上記1社の報道にもとづきます。

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