ベトナムEC、1~9月売上44.47%増の441.97兆ドン
Metric.vn(ベトナムの市場調査会社)によると、ベトナムの4大ECプラットフォームの1月~9月総売上は441.97兆ドン(約2兆7051億円)で前年同期比44.47%増加した。
Metric.vnは2026年10月30日、ベトナムの4大e-コマースプラットフォームであるShopee、Lazada、TikTok Shop、Tikiの1月~9月の販売実績を発表した。総販売数は32億8000万点で前年同期比12.46%増、総売上は441.97兆ドン(約2兆7051億円)(約2兆7051億円、USD換算で)に達し、前年同期比44.47%増加した。売上の伸びが販売数の伸びを大きく上回っており、客単価の上昇や高単価商品の取引拡大がうかがえる結果となった。対象期間は2026年1月~9月で、調査範囲は同4プラットフォームに限定されている。
第3四半期単独の売上は150.38兆ドン(約9204億1138万円)で前年同期比45.16%増、販売数は10億8910万点で同10.13%増だった。4プラットフォーム上のアクティブストア数は66万1200店で前年同期比16.74%増加し、出店数の裾野拡大も売上増を支えた。第4四半期の売上は165.5兆ドン(約1兆130億円)、販売数は11億230万点となる予測で、第3四半期比それぞれ10.05%増、1.22%増を見込む。ベトナムのe-コマース市場規模は2025年に277億3000万ドル(約4兆3780億円)、2026年に335億7000万ドル(約5兆3000億円)、2031年には873億6000万ドル(約13兆7922億円)に達すると予測され、2026~2031年の年平均成長率は21.08%、デジタルコマースは小売売上全体の9%を占める。
日本企業への含意
ベトナムのEC市場は売上・出店数ともに二桁成長が続いており、2031年に向けて年平均2割超の拡大が見込まれる。日系の小売・消費財メーカーやEC関連サービス企業にとっては、Shopee・Lazada・TikTok Shopなど複数プラットフォームへの同時出店やライブコマース対応が、現地シェア獲得の前提条件になる可能性がある。客単価の上昇傾向を踏まえ、低価格帯よりも中高単価帯の商品戦略を検討する余地がある。
本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=87.10円 / 1000VND=6.12円 / 1THB=4.68円 / 1PHP=2.48円 / 1MYR=38.90円 / 1SGD=123.27円 / 1USD=157.88円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

