ベトナム34省市のうち17が第3四半期2桁成長
ベトナム国家統計局は2026年第3四半期、34の省・中央直轄都市のうち17が前年比2桁のGDP成長を達成したと発表した。
ベトナム国家統計局は2026年10月、34の省・中央直轄都市のうち17が第3四半期に2桁のGDP成長を記録したと報告した。成長率の上位にはQuang Ninh省、Ha Tinh省(12.36%)、Hai Phong市(12.08%)、Bac Ninh省(11.81%)、Ninh Binh省(11.31%)、Thai Nguyen省(11.24%)、Hung Yen省(11.22%)、Khanh Hoa省(11.21%)、Da Nang市(10.31%)、Tay Ninh省(10.3%)、Phu Tho省・Dong Nai省(各10.01%)が並んだ。ベトナム政府は2026年通年での2桁経済成長達成を目指し、下半期のGDP成長目標を11.9%に設定している。
部門別では、34地域のうち30地域が産業・建設部門で前年比10%超の成長を記録し、An Giang省(26.27%)、Thai Nguyen省(20.34%)、Quang Ninh省(18.51%)が高い伸びを示した。サービス部門では11地域が10%超の成長となり、Da Nang市とHai Phong市が主要な牽引役となった。農業・林業・漁業部門は2〜5%の成長にとどまった。一方、2026年最初の9カ月間では6地域が成長率8%を下回った。なお、Quang Ninh省の第3四半期成長率は資料中で15.54%と12.54%の2通りの表記があり、正確な数値は確認できていない。
背景
ベトナム政府は2026年通年での2桁経済成長の達成を目標に掲げ、下半期のGDP成長目標を11.9%に設定した。この目標は投資拡大、生産活動の活性化、各種改革、デジタル変革の推進に依存するとされる。2026年最初の9カ月間を通じては、省・市間で成長パフォーマンスに不均等が見られた。
日本企業への含意
Bac Ninh省やThai Nguyen省、Hai Phong市など製造業集積地が高成長を示しており、これらの地域はすでに電子・部品産業の投資先として日系企業に馴染みがある。進出・増設を検討する企業は、成長率の地域差を踏まえ、インフラや労働力の確保状況を地域ごとに見極める必要がある。一方、8%未満の成長にとどまった地域もあり、画一的な進出判断は避けるべきである。
本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=87.72円 / 1000VND=6.12円 / 1THB=4.71円 / 1PHP=2.50円 / 1MYR=38.74円 / 1SGD=123.75円 / 1USD=158.10円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

