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インドネシア中銀、預金準備率9%→7%に引き下げ BCAは与信目標据え置き

インドネシア中央銀行(BI)は一般銀行の預金準備率(GWM)を9%から7%へ段階的に引き下げ、最大手銀行BCAはこれを歓迎し2026年の与信拡大目標を据え置くと表明した。

インドネシア中央銀行(BI)は、一般銀行に義務付ける預金準備率(GWM、中銀当座預金への最低預け入れ比率)を従来の9%から7%へ、2%分を段階的に引き下げた。インドネシア最大級の民間銀行PT Bank Central Asia Tbk(BCA)はこの措置を歓迎し、ベラ・エヴェ・リム取締役が2026年の事業計画(RBB)における与信拡大目標を修正しない方針を示した。BCAの2026年9月末時点の与信残高は前年同期比12.6%増の1兆630億ルピア(約92億2923万円)で、年間の与信成長率は当初計画の8〜10%を上回り、二桁台の10〜12%に達する見通しとなった。発表は2026年10月27日、ジャカルタで行われた。

BIによるGWM2%引き下げのうち、BCAが得る緩和分は約1%にとどまる。資金面では、要求払い預金と普通預金(CASA)が前年比10.4%増の1兆1030億ルピア(約95億7652万円)、総預金(DPK)が同8%増の1兆3010億ルピア(約112億9560万円)となった。持続可能融資(サステナブル・クレジット)は同16.3%増の280兆3000億ルピア(約2兆4336億円)に拡大し、総与信の26.4%を占める。純利益は同4.2%増の45兆2000億ルピア(約3924億3743万円)。不良債権(NPL)比率は1.8%で、ベラ・エヴェ・リム取締役は今後も2%以内で安定するとの見通しを述べた。

背景

BIはこれまで一般銀行に対し預金準備率(GWM)を9%と定めており、GWMは銀行が中央銀行の当座預金口座に最低限保有すべき資金の比率を指す。

日本企業への含意

GWM引き下げにより銀行の貸出余力が増すため、インドネシアで事業を展開する日本企業にとっては現地銀行からの資金調達環境が緩和される可能性がある。BCAの与信成長率上振れは内需拡大の裏付けともなり、現地法人の運転資金調達や設備投資計画の見直しに際し、金利動向や与信枠拡大の交渉材料として活用できる。

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本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=86.82円 / 1000VND=6.09円 / 1THB=4.66円 / 1PHP=2.46円 / 1MYR=38.51円 / 1SGD=122.94円 / 1USD=157.43円)によります。

出典

本記事は上記1社の報道にもとづきます。

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