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タイKTB銀、Q3純利益125億バーツ 前年比13.9%減

タイの商業銀行クルンタイ銀行(KTB)は2569年度第3四半期(Q3)の純利益が125億8200万バーツ(約591億9771万円)となり、前年同期比13.9%減少したと発表した。

クルンタイ銀行(KTB、タイの上場商業銀行)は2569年度第3四半期(Q3)決算を発表した。同四半期の純利益は125億8200万バーツ(約591億9771万円)で、前四半期比3.8%増、前年同期比13.9%減となった。9ヶ月間(9M)累計の純利益は371億4500万バーツ(約1747億6546万円)で、前年同期比0.8%減。貸出金は前年同期比10%増加し、個人向け融資・大企業向け融資・政府向け融資が主な牽引役となった。手数料収入も6.2%増加した。

引当金残高は203億4500万バーツ(約957億2226万円)で前年比14.0%減。不良債権比率(NPL)は2.93%、引当金カバー率は205.3%。純資産利益率(NIM)は2.44%、Cost to Income Ratioは四半期で38.4%、9ヶ月間で38.8%(前年同期40.1%)、信用コストは0.98%。2025年9月30日時点の自己資本比率はCET1が18.66%、総自己資本比率(CAR)が20.7%だった。パヨン・シーワニット頭取は、貸出金が個人・大企業・政府向けを中心に前年同期比10%伸びたと述べた。

背景

パヨン頭取は、タイ経済が9ヶ月間でK字型の不均等な成長を示したと指摘した。上向きは輸出とAI・データセンター関連投資に集中し、製造業・雇用・国内購買力への波及は限定的だった。中東情勢による原油高が企業コストと生活費を圧迫し、中小企業(SME)や気候変動への脆弱性がK字下向きの要因となった。9月下旬にはバンコクとその周辺地域で洪水被害も発生した。

日本企業への含意

タイに進出する日系企業にとって、KTBの決算は現地経済のK字型回復を裏付ける。輸出やAI関連投資が堅調な一方、内需や中小企業向け事業は伸び悩む可能性があり、現地法人の資金調達や与信判断では業種・顧客層による選別が一段と重要になる。洪水など気象リスクへの備えも、物流・生産拠点の計画に織り込む必要がある。

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本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=87.92円 / 1000VND=6.12円 / 1THB=4.70円 / 1PHP=2.51円 / 1MYR=38.74円 / 1SGD=123.78円 / 1USD=158.23円)によります。

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