タイ、データセンター新規承認を一時停止 基準策定に1ヶ月
タイ政府の国家データセンター政策委員会は、業界ルールを見直すため新規承認と建設を一時停止したと発表した。
タイの国家データセンター政策委員会は9月4日、データセンターの新規承認と建設を一時停止することを決定し、9月19日に発表した。目的は産業全体のルールを書き直すことにある。停止の対象は、既に進行中のプロジェクトと承認待ちのプロジェクトの両方で、エクニティ・ニティタンプラサ副首相兼財務相は「進行中の案件も承認待ちの案件も、いずれも保留になっている」と述べた。同氏はまた、タイが外国資本を締め出そうとしているわけではないと強調した。
関係機関には最低基準を策定するための期間として1ヶ月が与えられている。この最低基準は、既に稼働中の施設、建設中の施設、今後提案される案件のすべてに適用される。既に営業している事業者には、新基準に適合するための猶予期間が与えられる。今後の新規プロジェクトは入札制度を通じて進められることになる。
背景
これまで投資家はデータセンターに関する手続きを各省庁や機関ごとに個別に対応してきており、タイ政府はデータセンター産業全体を統一的に管理する枠組みを持っていなかった。今回の一時停止と基準策定は、こうした縦割りの状況を改めるためのものである。
日本企業への含意
タイでデータセンターの新設や拡張を計画する日本企業は、新しい最低基準が固まるまで承認プロセスが止まる可能性があり、投資スケジュールの見直しが必要になる。今後は入札制度を通じた参入が求められるため、入札要件や審査基準の情報収集を早めに進める必要がある。既に稼働中の拠点を持つ企業も、新基準への対応猶予期間中に必要な改修や手続きを確認することになる。
本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=87.92円 / 1000VND=6.09円 / 1THB=4.69円 / 1PHP=2.52円 / 1MYR=38.68円 / 1SGD=123.41円 / 1USD=157.93円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

