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シンガポール政府、インドネシア産LNG148隻の転売疑惑を否定

シンガポール通商産業省は、同国拠点企業が扱うLNGは通常同国を物理的に経由せず輸出国から直接輸入国へ運ばれると説明し、インドネシア側の転売疑惑を否定した。

シンガポール通商産業省(METI)は10月30日、同国を拠点とするLNG取引企業について、商取引上の意思決定はシンガポールで行われるものの、実際のLNG貨物は輸出国から輸入国へ直接輸送され、シンガポールを物理的に経由することは通常ないと説明した。これは、インドネシアのバーリル・ラハダリア・エネルギー鉱物資源相が、インドネシアからシンガポールに出荷されたLNGの一部が国内消費ではなく他国へ再販されていたと主張したことを受けた対応。METIはまた、インドネシアから輸入されるパイプライン天然ガスは国内使用向けであり、輸出用ではないと強調した。

バーリル氏はインドネシアから147隻(原文148隻)のLNGがシンガポールへ出荷されたと主張。シンガポールを拠点にLNGの売買・マーケティング・取引を行う企業は50社に上る。一方、インドネシアは10月24日から18日間、パイプライン天然ガスの対シンガポール輸出を日量17億BTU削減し、これはシンガポールの1日あたりガス需要の2%に相当する。

背景

インドネシアは10月24日、シンガポールへのパイプライン天然ガス輸出を削減する決定を行った。これを受けローレンス・ウォン・シンガポール首相は10月25日、関係各者が商業契約上の約束を守ることを期待すると表明した。バーリル氏は削減について、既存契約の最低供給量の範囲内であり、インドネシアは契約義務に違反していないと反論している。

日本企業への含意

日本企業がシンガポール拠点のLNGトレーダーと取引する場合、契約上の供給義務と実際の輸送経路の整合性を確認する必要が出てくる可能性がある。インドネシア産ガスへの依存度が高い調達先は、供給削減リスクを織り込んだ代替調達や契約条件の見直しを検討する局面になる。

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本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=86.86円 / 1000VND=6.11円 / 1THB=4.68円 / 1PHP=2.47円 / 1MYR=38.73円 / 1SGD=123.18円 / 1USD=157.90円)によります。

出典

本記事は上記1社の報道にもとづきます。

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