豪Optus通信障害、Singtel株1.3%下落・少数株売却検討
シンガポールの通信会社Singtel(シンガポール最大の通信会社。豪Optusの親会社)の豪州子会社Optusで9月11日に76分間の通信障害が発生し、Singtel株価が下落する中、同社はOptusの少数株権売却を検討している。
Optus(Singtel傘下の豪州通信会社)で2026年9月11日に76分間の通信障害が発生。Singtel株価は9月11日の4.49S$(約552円)から9月14日始値4.43S$(約545円)へ1.3%下落、終値は4.45S$(約547円)。SingtelはOptusのネットワーク・ITシステムに過去5年で93億豪ドル投資済みで、今後さらに15億豪ドルを追加投資する方針。同時にOptus株の一部(約30%)をMorrison(ニュージーランド発のインフラ投資運用会社)へ売却する交渉も進めている。
背景
SingtelはOptusを2001年に170億豪ドル(当時価値210億豪ドル)で買収した。2024年には160億豪ドルでの売却が報じられたが成立せず、2025年9月にも13時間の通信障害が発生していた。
日本企業への含意
通信インフラを海外で運用する日本企業は、障害発生時の株価・信用への影響と、追加投資による収益性回復までの期間(4〜5年)を踏まえた長期的な資本配分計画の必要性が高まる。また海外子会社の一部株式売却交渉が同時進行する事例は、事業再編と設備投資判断のバランスを検討する参考になる可能性がある。
本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=88.61円 / 1000VND=6.03円 / 1THB=4.71円 / 1PHP=2.50円 / 1MYR=38.57円 / 1SGD=123.02円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

