フィリピン、農家250万人向けココナッツ支援計画で運用予算不足
フィリピンのココナッツ庁(PCA、ココナッツ産業を所管する政府機関)が、CFIDP終了報告書で資金は十分にあるが運用予算不足と活用遅れが実施を制限していると報告したとしている。
フィリピンココナッツ庁(PCA)は、ココナッツ農家・産業開発計画(CFIDP、ココナッツ産業近代化と農家所得改善を目指す政府プログラム)の終了報告書で、農家250万人の所得改善を目指す同計画の資金源coco levy fund(約1887億7613万円)は十分にあるにもかかわらず、全国規模の農業プログラム実施に伴う高い運用要件により運用予算が不足し、現場での継続的な支援提供が制限されていると同庁は説明している。実施機関にはPCAのほか、収穫後開発・機械化を担う政府機関、技能開発を担う政府機関、貿易産業省(DTI、フィリピンの通商・産業政策を所管)が含まれる。
背景
同報告書によれば、計画の初期段階では生産量の増加に重点が置かれ、農業ビジネス育成や加工、販路開拓、バリューチェーン統合といった下流部門への取り組みは相対的に軽視されていたとしている。
日本企業への含意
ココナッツ油や関連加工品を調達する日本の食品・化粧品メーカーは、現地の生産体制整備の遅れにより供給の安定性や品質管理に影響が出る可能性があり、調達先の分散や現地パートナーとの連携強化を検討する必要が出てくる。
本記事の円換算・ドル換算は当日のレート(10000IDR=88.24円 / 1000VND=6.06円 / 1THB=4.74円 / 1PHP=2.52円 / 1MYR=38.61円 / 1SGD=123.40円 / 1USD=157.41円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

