マレーシア、2026年成長率見通し4.8〜5.3%に上方修正
マレーシア財務省は2026年と2027年の経済成長率見通しを発表し、2026年は従来の4.0〜4.5%から4.8〜5.3%に上方修正した。
マレーシア財務省は「経済展望2027」を発表し、2026年の実質GDP成長率見通しを4.8〜5.3%とした。従来の見通しは4.0〜4.5%だったが、2026年上半期の実績成長率が5.7%と好調だったことを反映し上方修正した。下半期は4.7%の成長を見込む。2027年については4.2〜5.2%の成長を見通している。見通しはマレーシア経済全体を対象とし、2026年下半期から2027年にかけての予測となる。
財務省は報告書で、家計消費が政府の購買力支援策によって下支えされ続けていると説明した。具体的にはSARA(家計基礎支援金)、STR(現金支援金)、PJRM(ラフマ傘政策)の拡充、さらにBUDI95やBUDI Dieselといった燃料補助金制度、Visit Malaysia 2026-2027観光キャンペーンなどが挙げられている。一方で地政学的緊張、国際貿易政策の変化、世界金融市場の変動といった外部リスクが見通しに影響を与えうるとした。
背景
政府は以前、2026年の経済成長率を4.0〜4.5%と見通していたが、2026年上半期の実績成長率が5.7%と事前予想を上回ったため、通年見通しを上方修正した。
日本企業への含意
内需の底堅さは小売・消費財、観光関連の日本企業にとって追い風になる可能性がある。一方で財務省が指摘する地政学リスクや貿易政策の変化、金融市場の変動は、マレーシアに生産・輸出拠点を持つ日本企業にとって下半期以降の業績見通しに不確実性をもたらす要因になる。
本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=88.52円 / 1000VND=6.12円 / 1THB=4.72円 / 1PHP=2.52円 / 1MYR=38.70円 / 1SGD=123.58円 / 1USD=158.28円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

