インドネシア、干ばつでニッケル生産10万トン減少
インドネシアのスラウェシ・北マルク地域で水不足が発生し、モロワリ工業団地(IMIP)がニッケル銑鉄の生産を減産した。
インドネシア・ニッケル産業フォーラム(FINI)によると、スーパーエルニーニョによる乾季長期化で北マルクとスラウェシの複数のニッケル製錬所が水不足に陥った。月産35万トン、年産420万トンの体制を持つモロワリ工業団地(IMIP)で約10万トンの生産が影響を受けた。南スラウェシでは水力発電の出力が850メガワットから250メガワットまで低下し、国営電力会社PLNは627メガワットの代替電源を準備中。カリマンタンでは河川水位低下により石炭・燃料輸送のバージ船が立ち往生している。
背景
スーパーエルニーニョ現象による乾季の長期化がインドネシア各地の水資源に影響しており、東ジャワ州のワドゥック・ウォノレジョ貯水池でも通常水位を5.7メートル下回るなど、全国的な水不足が確認されている。
日本企業への含意
日本の自動車・電池メーカーはインドネシア産ニッケルの調達に依存しており、製錬所の減産や電力供給の不安定化は原料調達コストや納期に影響を与える可能性がある。現地製錬・電力インフラへの投資判断にも慎重さが求められる。
本記事の円換算・ドル換算は当日のレート(10000IDR=88.83円 / 1000VND=6.11円 / 1THB=4.74円 / 1PHP=2.53円 / 1MYR=38.86円 / 1SGD=123.99円 / 1USD=158.68円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

