タイGRAND、ホテル資産を4億9460万バーツで売却提案
GRAND(タイのホテル・不動産会社)取締役会は、ウェスティン・グランデ・スクンビットホテルの事業資産を最大4億9460万バーツ(約2346万円/約14.9万ドル)でRABBI(インドネシアの中央銀行)T(BTSグループ傘下の資産管理会社)へ売却する件を臨時株主総会に諮ることを決議した。
対象はバンコク・スクンビット19通りの敷地約5ライ15タラーンワーに建つホテルで、敷地内にはロビンソン百貨店(賃貸営業する百貨店)も入る。筆頭株主BTS(BTSグループ・ホールディングス)はGRAND株の18.2%とRABBIT株の68.03%を保有し、関連当事者取引はGRAND純資産の124.12%に相当するため株主総会で議決権の4分の3の承認が必要。臨時株主総会は2569年11月10日、record dateは10月9日、取引完了は2569年内を予定。土地所有者の75%は賃貸契約解除を通知し6月29日発効、25%は係争中。
背景
GRANDは2566〜2568年に3期連続で純損失を計上し、2569年第1四半期も赤字が続いた。支払期限が到来した社債5億9300万バーツ(約2812万円/約17.9万ドル)の返済も延期していた。
日本企業への含意
タイでホテル・不動産の買収や合弁を検討する日本企業は、関連当事者取引比率が高い案件では株主承認要件や少数株主保護の仕組みを精査する必要がある。財務悪化した対象企業では土地賃貸契約の紛争や社債延期など負債・訴訟リスクの確認が一段と重要になる。
本記事の円換算・ドル換算は当日のレート(10000IDR=88.24円 / 1000VND=6.06円 / 1THB=4.74円 / 1PHP=2.52円 / 1MYR=38.61円 / 1SGD=123.40円 / 1USD=157.41円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

