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フィリピン電力アボイツ、9カ月純利益262億ペソで13%増

フィリピンのアボイツパワーは2026年1〜9月期の連結純利益が前年比13%増の262億ペソ(約647億円)になったと発表した。

フィリピン電力大手アボイツパワー(アボイツ・エクイティ・ベンチャーズ傘下で発電・配電・小売電力を手がける)は2026年10月30日、2026年1〜9月期の連結業績を発表した。純利益は262億ペソ(約647億円)で前年同期の233億ペソ(約575億円)から13%増加した。持分法考慮後のEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は637億ペソ(約1572億円)で前年同期の563億ペソ(約1390億円)から13%増、コア純利益も255億ペソ(約629億円)で11%増となった。総販売電力量は351億5キロワット時で前年比9%増えた。

四半期別では第3四半期の純利益が78億ペソ(約192億円)と前年同期の106億ペソ(約261億円)から26%減少し、第2四半期の105億ペソ(約259億円)からも減った。第3四半期の持分法考慮後EBITDAは204億ペソ(約503億円)で前年同期比8%減、第2四半期比でも11%減少した。配電事業のEBITDAは71億ペソ(約175億円)で前年同期の70億ペソ(約172億円)から1%増、配電販売量は55億7600万キロワット時で8%増えた。9月末時点の連結総資産は6478億ペソ(約1兆5993億円)で、2025年12月末の6228億ペソ(約1兆5376億円)から4%増加。現金及び現金同等物は602億ペソ(約1486億円)、有利子負債は3312億ペソ(約8176億円)、親会社帰属持分は2160億ペソ(約5332億円)だった。流動比率は0.8倍、ネット有利子負債資本倍率は1.2倍を維持した。発表を受け、木曜の株価は1.25ペソ(約3円)安の44.8ペソ(約111円)で引けた。

背景

9カ月間の業績は発電事業の採算改善、電力市場価格の上昇、契約容量の増加、カリラヤ・ボトカン・カラヤン水力発電所群の増強分が押し上げ要因となった。期中には新たな太陽光発電所が稼働し、石炭火力発電所の稼働率低下を相殺した。

日本企業への含意

フィリピンの電力需要は配電・発電ともに増加が続いており、日本の電力・インフラ関連企業にとっては現地の電力市場が中期的に拡大する市場であることを示す。太陽光など再生可能エネルギー設備の供給や、現地電力会社との資本提携・技術協力を検討する企業は、石炭火力の稼働率低下を補う再エネ需要が今後も続く可能性があることを踏まえた事業計画が必要になる。

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本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=86.86円 / 1000VND=6.11円 / 1THB=4.68円 / 1PHP=2.47円 / 1MYR=38.73円 / 1SGD=123.18円 / 1USD=157.90円)によります。

出典

本記事は上記1社の報道にもとづきます。

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