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ベトナム、南部15重点事業に757兆ドン融資枠を特例優遇

ベトナム国家銀行(ベトナムの中央銀行。銀行監督も担う)は南部東南部地域の重点事業15件が必要とする757兆ドン(約4兆6032億円)の調達を支援するため、融資銀行の信用成長枠を優遇する特例措置を導入すると発表した。

ベトナム国家銀行とベトナムの市中銀行は2026年10月23日に開いた会議で、ホーチミン市・ドンナイ省・タイニン省からなる東南部地域の重点事業15件について、必要資金が総額757兆ドン(約4兆6032億円)に上ると確認した。同行はこれら事業に資金を供給する銀行に対し、信用成長枠(貸出増加の上限)を優遇する特例的な仕組みを適用する方針を示した。東南部地域はベトナムで最大の成長牽引地域と位置づけられており、全国では重点事業35件、必要資金総額1700兆ドン(約10兆3374億円)が確認されている。

ベトナム国家銀行の信用局担当副局長ズアン・バック氏によると、15件のうち2件には既に総額39兆3220億ドン(約2391億1066万円)が実行済みで、今後さらに拡大する見通しだと説明した。個別事業では、トゥーティエム-ロンタン都市鉄道が14兆5000億ドン(約881億7213万円)、ラックチエック国家総合スポーツ施設が10兆7000億ドン(約650億6495万円)、ベンタイン-カンゾー鉄道が8兆7000億ドン(約529億328万円)の資金需要を抱える。東南部地域の9月末時点の与信残高は680兆ドン(約4兆1350億円)で前年末比10.9%増、全国与信の35%を占める。同地域3地方は2026年のGRDP成長率目標として10〜10.04%を掲げている。ファム・ドゥック・アン総裁は、地域への資金動員には政策整備から実行まで地方・銀行・企業の連携が必要だと述べた。

背景

東南部地域はベトナムで最大の成長牽引地域とされ、ホーチミン市・ドンナイ省・タイニン省の3地方は2026年のGRDP成長率目標を掲げている。全国では35件の重点事業に総額1700兆ドン(約10兆3374億円)の資金需要があり、東南部地域の15件はそのうち主要な部分を占める。

日本企業への含意

日本のインフラ・建設関連企業やプロジェクトファイナンスに関与する金融機関にとって、都市鉄道やスポーツ施設整備など南部の大型案件は受注機会となり得る。融資銀行の信用枠が優遇されることで資金調達が円滑化する可能性があり、現地銀行との協調融資やコンソーシアム形成を検討する際の材料になる。

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本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=86.81円 / 1000VND=6.08円 / 1THB=4.65円 / 1PHP=2.47円 / 1MYR=38.41円 / 1SGD=122.71円 / 1USD=156.84円)によります。

出典

本記事は上記1社の報道にもとづきます。

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