ベトナム、LNG火力クアンチャック2起工 投資額821億ドン
ベトナム電力公社(EVN)は2026年10月20日、クアンチ省でLNG火力「クアンチャック2号機」の起工式を行い、同時に石炭火力「クアンチャック1号機」の国家送電網への送電開始を発表した。
EVNは2026年10月20日、クアンチ省ホンラー経済区フートラック地区のクアンチャック電力センターで、LNG火力発電所クアンチャック2号機の起工式を実施した。同日、既存の石炭火力クアンチャック1号機についても国家送電網への送電開始を発表した。クアンチャック1号機は2基のタービンがほぼ完成し稼働済みで、送電量は6.2億kWhに達している。クアンチャック2号機はLNGを燃料とするコンバインドサイクルガスタービン方式で、出力は1600MW超。両事業合計でタービン4基、総出力3000MW超となり、総投資額は821.45億ドン(約5億142万円)に上る。
クアンチャック2号機単独の投資額は401.23億ドン(約2億4491万円)。1号機は2基のタービンが完成し稼働中で、送電実績は6.2億kWh。2号機は1号タービンが2030年2月、2号タービンが2030年4月にそれぞれ商業運転を開始する予定で、両発電所完成後の年間発電量は172億kWhを見込む。送電には500kVの変電所・送電線を用いる。クアンチ省人民委員会委員長のブイ・ホアン・フオン氏は、クアンチャック電力センターは1〜3号機の3発電所から成り総出力4500MW超となる計画で、戦略的意義を持つエネルギー拠点であり、クアンチ省を地域・国内有数の電力拠点にすると述べた。
背景
クアンチャック1号機は石炭を燃料とし、2基のタービンがほぼ完成して国家送電網に接続済みだった。クアンチャック電力センターはクアンチャック1、2、3の3発電所で構成される計画として整備が進められてきた。
日本企業への含意
LNG火力への転換が進むベトナムでは、発電設備・ガスタービン・送電インフラの調達機会が拡大する可能性がある。日本のプラントメーカーや商社は、クアンチャック3号機を含む今後の発電所案件でEPCや燃料供給、機材納入に関与する余地があり、商業運転開始時期(2030年)を見据えた受注準備が必要になる。
本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=87.68円 / 1000VND=6.10円 / 1THB=4.73円 / 1PHP=2.51円 / 1MYR=38.71円 / 1SGD=123.43円 / 1USD=157.90円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

