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フィリピン、大統領令127号で炭素市場の枠組み創設

マルコス大統領は2026年10月15日、炭素市場政策の枠組み策定を指示する大統領令127号に署名し、省庁間委員会を新設した。

フィリピンのフェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領は2026年10月15日、大統領令127号に署名した。同令は炭素市場政策の枠組み策定を指示し、「炭素市場省庁間委員会(IACCM)」を新設する内容。環境天然資源省(DENR)が主導機関となる。対象は森林保全・再生、再生可能エネルギー、農業、廃棄物管理など、炭素クレジットを通じて資金調達が可能な事業分野で、プロジェクトの選定・承認基準、炭素クレジットの監視・報告、便益配分の仕組みを整備する。

マラカニアン宮殿のクレア・カストロ報道官(次官級)は、この仕組みにより気候変動対策プロジェクトへの追加的な資金源が生まれると説明した。同報道官はまた、プログラムの実施を透明かつ組織的、説明責任を伴うものにすることが目的だと述べた。さらに、今回の大統領令は炭素市場の枠組みを設立するものであり、新たな炭素税を課すものではないと強調した。なお、シアルガオ島の気候フィールドスクールでは農漁業者60人の第1期生が参加している。

背景

今回の炭素市場政策の枠組みは、フィリピンがパリ協定の下で既に負っている温室効果ガス削減目標の達成を支援する狙いがある。

日本企業への含意

炭素クレジットの創出・取引制度が整備されれば、再生可能エネルギーや森林保全、廃棄物管理分野で事業を展開する日本企業にとって、現地プロジェクトを通じた炭素クレジット獲得や資金調達の選択肢が広がる可能性がある。一方でプロジェクト認証基準や報告義務の詳細は未確定であり、IACCMの構成や運用ルールの公表を注視し、制度設計段階からの情報収集や関係構築が必要になる。

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本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=87.87円 / 1000VND=6.11円 / 1THB=4.73円 / 1PHP=2.51円 / 1MYR=38.71円 / 1SGD=123.44円 / 1USD=158.00円)によります。

出典

本記事は上記1社の報道にもとづきます。

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