マレーシア第3四半期GDP5.3%成長、リンギット上昇
マレーシアの2026年第3四半期GDP成長率が5.3%となり、リンギットが米ドルに対して上昇した。
マレーシアの統計部門は2026年第3四半期のGDP成長率が5.3%だったと発表した。前四半期の第2四半期は6%の成長率だった。この発表を受けてリンギットは米ドルに対して上昇し、記事公開当日午後6時時点の対米ドル相場は1米ドル(約158円)=4.0795〜4.0835リンギット(約158円)となり、前日終値の4.08〜4.0835リンギットから上昇した。クアラルンプールで16日に発表された。
Bank Muamalat Malaysia Bhdのチーフエコノミスト、Afzanizam Rashid氏は、2026年1〜9月期(M9 2026)の累計GDP成長率が既に5.5%に達していることから、通年の成長率が現行予想の4.8〜5.3%を上回っても驚きではないと述べた。同氏はまた、現在の成長軌道を踏まえると、2025年7月に実施された予防的利下げからの政策金利正常化への観測が強まる可能性があると指摘した。対円ではリンギットは終値で100円=2.5831〜2.5895リンギット(約100円)、対ユーロ・英ポンド・シンガポールドル・タイバーツなど主要通貨に対しても取引された。
背景
マレーシア中央銀行(マレーシアの中央銀行)は2025年7月に予防的な利下げを実施していた。統計部門が発表した2026年第3四半期の先行GDP推定値は、この利下げ後の経済動向を映すものとなった。
日本企業への含意
マレーシア経済の堅調な成長とリンギット高は、同国に進出する日本企業にとって現地通貨建てコストの上昇要因になり得る。一方で政策金利の正常化観測が強まれば、資金調達環境や為替変動への備えが必要になる。輸出入や現地法人の決算を扱う部門では、リンギット相場の動向を注視する必要がある。
本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=88.08円 / 1000VND=6.11円 / 1THB=4.71円 / 1PHP=2.51円 / 1MYR=38.71円 / 1SGD=123.23円 / 1USD=158.08円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

