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フィリピンMPIC、メラルコ株1.9%を124億ペソで追加取得

フィリピンの複合企業MPICがサンミゲル系のSMGPからメラルコ株2140万株(1.9%)を124億ペソ(約311億円)で取得し、持ち株比率を49.4%に引き上げた。

MPIC(複合企業、送電・道路・水道・医療など多角的事業を展開し、マニュエル・V・パンギリナン氏が率いる)は2026年10月8日、フィリピン証券取引所の特別ブロック取引を通じ、サンミゲル・グローバル・パワー・ホールディングス(SMGP、サンミゲル・コーポレーションの電力部門で国内2位の発電会社)が保有するメラルコ(マニラ首都圏などでおよそ800万件の顧客に電力を供給する最大手電力会社)の普通株2140万株(発行済み株式の1.9%)を、1株580.99ペソ(約1,459円)、総額124億ペソ(約311億円)で取得したと10月10日に発表した。この取得により、MPICのメラルコ持ち株比率は従来の47.46%から49.4%に上昇した。

SMGPは発電容量553万キロワット、国内シェア19.62%を持つ国内第2位の発電会社で、メラルコ・パワージェン(メラルコ傘下の発電事業会社)およびアボイティズ・パワー(フィリピン大手電力会社)と共同で進めるバタンガス州の液化天然ガス事業(総額)のパートナーでもある。SMGPは今回の売却について「長期保有してきた投資の価値を実現するものだ」と説明した。

背景

SMGPはこれまでメラルコ株を少数株主として保有してきたが、再生可能エネルギー事業や、より直接的に経営に関与できる案件へ経営資源を集中する方針を示しており、今回の株式売却はその方針の一環と位置付けられる。

日本企業への含意

メラルコに対するMPICの支配力がさらに強まることで、フィリピンで発電・送電インフラや関連事業に投資・取引する日本企業は、今後の協業や交渉においてMPICの経営方針をより重視する必要が生じる可能性がある。またSMGPが関与するバタンガス州のLNG事業など、エネルギー転換関連案件への参画機会も注視が必要になる。

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本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=88.43円 / 1000VND=6.11円 / 1THB=4.70円 / 1PHP=2.51円 / 1MYR=38.66円 / 1SGD=123.38円 / 1USD=158.03円)によります。

出典

本記事は上記1社の報道にもとづきます。

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