タイのEC「賢い消費者」22%、Lazadaが6市場調査
LazadaとCubeは東南アジア6市場の消費者6,000人以上を対象に調査し、タイの買い物客の22%が『賢い消費者』に該当すると発表した。
eコマースのLazadaと共同調査機関Cubeは「The 2026 eCommerce Savvy Shopper Report: Southeast Asia」を発表した。シンガポール、マレーシア、タイ、ベトナム、フィリピン、インドネシアの6市場で消費者6,000人以上を調査し、買い物行動を4つの領域で評価した。『賢い買い物客』は「検証」「価値最適化」「信頼と保護」「デジタルリテラシー」の4領域すべてで地域中央値を上回るスコアを取得した消費者と定義され、東南アジア全体では買い物客の4分の1がこれに該当した。タイでは買い物客の22%が賢い買い物客に分類された。
賢い買い物客は一般的な買い物客より1.4倍高い支出者である確率があり、タイの賢い買い物客は一般的な買い物客より月間支出が27%多い。より多くの保護と引き換えに追加料金を支払う意思がある割合は、賢い買い物客で47%、一般的な買い物客で30%だった。東南アジア全体では、より良いディールのため長く検索する消費者が43%、長く待つ消費者が41%、選択肢を比較する消費者が36%いた一方、正規品保証を放棄する消費者は13%、製品保護を放棄する消費者は12%にとどまった。タイでは最小金額達成のため追加支払いする買い物客が38%、キャンペーン期間を待つ買い物客が52%で、いずれも地域平均(28%、41%)を上回った。
背景
東南アジアのeコマース市場では、ユーザー数の増加だけでなく『新世代の買い物客』の行動パターンを理解することが重要になってきている。
日本企業への含意
タイを含む東南アジアで消費者の約4分の1が価格比較や保証条件を精査する「賢い買い物客」である実態は、EC事業者やD2C展開を行う日本企業にとって、単純な値引き訴求だけでなく、正規品保証やキャンペーン時期の設計が購買決定に影響しやすいことを示唆する。タイ市場では特にキャンペーン待機行動が強く、販促タイミングの最適化が売上に直結する可能性がある。
本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=87.93円 / 1000VND=6.07円 / 1THB=4.68円 / 1PHP=2.51円 / 1MYR=38.51円 / 1SGD=123.09円 / 1USD=157.31円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

