インドネシアUNTR、石炭枠1240万トンに増枠 中間配当430ルピア決定
インドネシアの重機・鉱業大手UNT(タイの国営電気通信会社)R(アストラグループ傘下)は2026年9月29日、1株430ルピアの中間配当実施と石炭生産枠の1240万トンへの増枠を発表した。
UNTR(アストラグループ傘下の重機・鉱業大手)は2026年9月29日、1株430ルピアの中間配当実施を発表した。配当総額は1.45兆ルピア(約126億8815万円)、上限を含めた最大配当総額は1.478兆ルピア(約129億3316万円)となる。取締役会は9月23日、コミサリス会(監査役会に相当)は9月24日にそれぞれ書面決議でこれを承認した。配当支払日は10月26日。同社はまた、8月に石炭生産割当(RKAB)の改定を受け、生産枠が従来の740万トンから1240万トン(年間上限1500万トン)に拡大されたことも明らかにした。
配当額は前期(2025年度)の1株567ルピア、前々期(2024年度)の667ルピアから減少した。背景には1〜8月の石炭販売量が前年比22%減の6723トン、コマツ製建機の販売も21%減となったことがある。石炭生産量は上期に4%減、8カ月間では22%減少した。ヴィリハティ・スルヤ財務ディレクターは『年間生産能力は1500万トンあるが、6月中旬に承認されたRKABはわずか740万トンだった』と述べた。同社は7〜9月に2兆ルピア(約175億89万円)規模の自社株買いも実施しており、発表当日の株価は3.28%高の25175ルピア(約220円)まで上昇した。
背景
UNTRの石炭生産は、年間上限1500万トンに対し6月中旬時点でRKAB(政府承認の年間事業計画)による生産枠が740万トンに制限されていたことが響き、1〜8月の生産・販売双方が大幅に落ち込んでいた。8月の改定で生産枠は1240万トンへ引き上げられ、下期の生産回復につながる見通しとなった。
日本企業への含意
コマツ製建機の代理店であるUNTRの販売動向は、インドネシア向け建機輸出を手がける日本メーカーの需要予測に直結する。同国政府によるRKAB(石炭生産許可)の運用次第で生産・販売量が大きく変動するため、資源関連の日本企業は許認可の改定時期を注視し、供給・生産計画を柔軟に見直す必要がある。
本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=87.50円 / 1000VND=6.07円 / 1THB=4.68円 / 1PHP=2.52円 / 1MYR=38.50円 / 1SGD=123.11円 / 1USD=157.31円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

