豪州Ichthys権益0.735%、INPEXが優先取得でJERA売却阻止
INPEX(日本最大の石油・ガス開発会社)が豪州沖Ichthys LNGプロジェクトのJERA(東京電力・中部電力出資の日本最大の発電会社)保有権益0.735%について優先取得権を行使し取得した。
INPEXは9月25日、豪州西部沖の年産930万トンのIchthys LNGプロジェクトでJERAが保有する0.735%の権益について、契約上の優先取得権を行使し取得すると発表した。これによりJERAとMidOcean Energy(米EIG出資のLNG企業)との売却契約は成立せず、INPEXの同プロジェクトへの権益比率は68.555%に上昇する。INPEXは声明で、今回の取得が上流ガス資産拡大という長期戦略に沿い、日本とアジア太平洋地域のエネルギー安全保障を強化するとした。
背景
JERAは同権益をMidOcean Energyに売却する契約を結んでいたが、INPEXが優先取得権を行使したことでこの取引は成立しなくなった。JERAはシェブロン運営の豪Gorgonプロジェクトの0.417%権益についても、MidOceanへの売却を計画している。
日本企業への含意
資源・電力業界の日本企業にとって、権益売却時の優先取得権条項の有無や行使リスクを再確認する必要が生じる。LNG権益の再編は日本の資源調達・エネルギー安全保障戦略にも影響し得る。
本記事の円換算・ドル換算は当日のレート(10000IDR=88.83円 / 1000VND=6.11円 / 1THB=4.74円 / 1PHP=2.53円 / 1MYR=38.86円 / 1SGD=123.99円 / 1USD=158.68円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

