ベトナム、国際金融センター準備完了へ 11月に初取引目標
ベトナム政府はホーチミン市とダナン市の国際金融センターの準備を10月中に終え、11月に初取引を始める方針を示した。
ベトナム国際金融センター(VIFC)執行評議会は第4回会合をハノイで開き、グエン・ヴァン・タン副首相(評議会議長)が、ホーチミン市とダナン市における国際金融センターの準備を10月中に完了し、11月に初取引を誘致する方針を示した。財務省(MoF)は関係機関と協議し、執行評議会の体制固め、2035年までの発展計画の策定、運営規則の最終調整について政府に助言してきた。両市の運営機関は会員登録・認定の申請様式で合意し、人員配置、資金、オフィス、技術インフラの割り当てを承認した。
グエン・ヴァン・タン副首相は、監督機関が実質的な取引開始前に稼働していなければならないと述べた。また、世界の国際金融センターで取引されている商品について、ベトナムの実情とリスク管理能力に合えば導入を検討する考えを示した。取引の優先順位については、資金提供者と借り手をつなぎ、中長期の資金需要を支える取引を優先すると述べた。財務省は商業銀行や金融機関と直接協議し、実行可能な案件の選定を進めている。銀行、証券会社、資産運用会社、投資家との間で、海外投資を促進する覚書の署名も進んだ。
背景
ベトナム国際金融センターは、ホーチミン市とダナン市に新設される金融インフラ事業として、財務省、中央政府、両市の運営機関が連携して整備を進めている。今回の会合は執行評議会として4回目であり、これまでの会合を通じて準備が段階的に進められてきた。
日本企業への含意
日本の銀行・証券・資産運用会社は、11月以降にベトナムで始まる取引制度や会員登録の枠組みを確認し、中長期資金の仲介や投資商品の提供で参入機会を検討する必要がある。監督体制の稼働時期や取引対象商品が固まり次第、現地パートナーとの提携や覚書締結の検討が具体化する可能性がある。
本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=86.82円 / 1000VND=6.08円 / 1THB=4.65円 / 1PHP=2.47円 / 1MYR=38.40円 / 1SGD=122.70円 / 1USD=156.84円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

