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ベトナム中銀、AI決済に新規制 法人1日61万円超で高リスク判定

ベトナム国家銀行は銀行業務でのAI活用に関する安全性・リスク管理規定を定めた通達第53/2026号を公布し、2026年11月15日に施行する。

ベトナム国家銀行(中央銀行)は2026年10月7日、AIシステムの銀行業務への活用に関する安全性・リスク管理・導入条件を定めた通達第53/2026号を公布した。対象は信用機関、外国銀行支店、決済仲介サービス提供者、信用情報会社、モバイルマネー提供会社など銀行分野の各種事業者で、銀行業務・決済仲介・信用情報・モバイルマネーにおけるAI利用全般を規律する。通達は2026年11月15日に施行される。

通達はAIが自動で決済を実行する際に「高リスク」と判定される取引の閾値を定めた。個人顧客は1回の取引が1,000万ドン(約6万円)超、1日の合計取引額が2,000万ドン(約12万円)超で高リスクとなる。法人顧客は1回の取引が5,000万ドン(約30万円)超、1日合計が1億ドン(約61万円)超で高リスク。AIが与信を自動提案する場合も、与信額が5,000万ドン(約30万円)超で高リスクに分類される。AIによる自動決済の1日あたり上限額は、個人で1億ドン(約61万円)、法人で5億ドン(約305万円)と定められた。施行前から稼働するAIシステムは、2027年3月1日までに本通達の要件を満たす必要がある。

背景

ベトナムの銀行では、与信審査や顧客相談、カスタマーサービス、不正防止、業務プロセスの自動化にAIを活用する動きが広がっている。

日本企業への含意

日本の銀行・フィンテック企業がベトナムで決済・与信関連サービスを展開する場合、AIによる自動処理に対してリスク区分ごとの安全管理体制の整備が求められる。現地法人や提携金融機関は、2027年3月1日までの移行期限を踏まえ、既存のAIシステムが新基準に適合しているか点検する必要がある。

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本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=88.27円 / 1000VND=6.10円 / 1THB=4.70円 / 1PHP=2.52円 / 1MYR=38.71円 / 1SGD=123.75円 / 1USD=158.15円)によります。

出典

本記事は上記1社の報道にもとづきます。

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