ベトナム、データセンター急増で2027年電力不足の懸念
ベトナム商工省はデータセンター需要急増を受け、2027年の電力不足に備えて国家電力計画8を見直す方針を示した。
ホーチミン市電力公社(EVNHCMC)によると、市内の投資決定済みデータセンター4件で200メガワットの電力確保が必要で、長期的には同市のデータセンター群の需要が1000メガワットに達する可能性がある。ベトナムには商用データセンターが41拠点あり、設計容量は合計221メガワットだが、2030年には950メガワットまで拡大する見通し。同市内には14拠点(9社運営、合計約33メガワット)が既に稼働中。
背景
2030年の電力消費量は年10.5〜12.9%増と予測され、電力需要は年間5000億〜5578億キロワット時、システム最大出力は8万9655〜9万9934メガワットに達する見通し。6月末の猛暑時には全国最大出力が5万8500メガワットに達していた。
日本企業への含意
データセンターやクラウド事業に投資する日本企業は、ベトナムでの電力供給の安定性を事前に精査する必要が生じる。特に24時間稼働が前提の設備では、再生可能エネルギーの不安定さを補う電源計画や蓄電池システム(BESS)の導入検討が求められる可能性がある。
本記事の円換算・ドル換算は当日のレート(10000IDR=88.17円 / 1000VND=6.07円 / 1THB=4.71円 / 1PHP=2.52円 / 1MYR=38.73円 / 1SGD=123.23円 / 1USD=157.46円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

