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独Infineon、タイに480億バーツ投資 新工場で雇用5000人創出

独半導体大手Infineon Technologies AGは、タイ・サムットプラーカーン県に480億バーツ(約2255億6921万円)を投じ新工場を建設し、雇用5000人を見込むと発表した。

独半導体メーカーInfineon Technologies AGは、タイ・サムットプラーカーン県アラヤタニ工業団地に新工場を建設すると発表した。投資額は480億バーツ(約2255億6921万円)で、稼働後は5000人の雇用を見込む。新工場はエネルギー制御チップの製造、集積回路やウェーハのテスト、組立、最終テスト、半導体製品の研究開発を担う。Infineonにとってエネルギー制御チップ生産の3番目の拠点となる。敷地面積は20万平方メートルで、建設期間は15ヶ月を予定している。既存のバンコク製造拠点(従業員350人)に加わる形となる。

工場は第1期となるModule Aから稼働し、クリーンルーム面積は最大3万平方メートル。以降は最大5モジュールまで拡張可能で、2モジュール目以降の建設には各12ヶ月を要する。敷地内には5メガワットの太陽光発電設備を備え、使用電力は100%を再生可能エネルギーで賄う。タイ投資委員会(BOI)の優遇条件として、タイ人科学技術者600人以上の育成が求められ、内訳は生産ラインエンジニア400人以上、研究開発担当200人。うち130人以上は海外で技術研修を受ける。Infineon Technologies AGのアレクサンダー・ゴルスキー最高執行責任者(COO)は「世界の1か所に全てを集中させたくない」と述べた。

背景

Infineonはすでにマレーシアに生産拠点を持つ。サプライチェーンの不確実性や地政学リスクの高まりを背景に、生産網の多元化と供給体制の柔軟性向上を図る狙いがある。タイは地政学的な優位性に加え、自動車・エレクトロニクス産業の集積や域内の成長余地が評価され、新拠点に選ばれた。

日本企業への含意

日系の自動車・電機メーカーは、タイが半導体サプライチェーンの新たな分散拠点として重みを増す可能性がある点を踏まえ、現地調達や協業の選択肢を検討する必要がある。BOI(税優遇などで外資を誘致するタイの政府機関)の人材育成要件は外資誘致の条件として今後他案件にも適用される可能性があり、タイ進出企業は同様の人材投資計画を想定しておく必要がある。

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本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=88.22円 / 1000VND=6.08円 / 1THB=4.70円 / 1PHP=2.52円 / 1MYR=38.62円 / 1SGD=123.37円 / 1USD=157.83円)によります。

出典

本記事は上記1社の報道にもとづきます。

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