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マレーシアAirAsia、10億ドル調達へ 流動性不安をCEOも認める

マレーシアの格安航空会社AirAsia GroupのCEOが燃料高による資金繰り悪化を認めつつ、運航継続と10億ドル(約1578億2828万円)の調達を進めていると明らかにした。

AirAsia GroupのCEOボー・リンガム氏はクアラルンプール国際空港での取材で、燃料費高騰により流動性が逼迫していることを認めたが、運航停止はなく新造機の納入も計画通り進めると述べた。同社は4~6月期に5億2700万リンギ(約203億5456万円)(約203億5456万円、タイバーツ換算で43億2000万バーツ)の損失を計上し、過去4年で最大の四半期赤字となった。燃料費は58%上昇した。6月30日時点で負債が資産を6億リンギ(約231億7408万円)上回り、現金保有高は9億5400万リンギ(約368億4678万円)だった。同社はこうした状況を受け、総額10億ドル(約1578億2828万円)(約1578億2828万円、タイバーツ換算で335億バーツ)の資金調達を進めている。

調達額のうち5億~5億5000万ドル(約789億1414万円~868億556万円)は既存債務を1本のローンに統合するために充てられる。グループ副CEOのファルーク・カマル氏は、この統合債務は満期一括返済とする方針と説明した。資金の裏付けがある機材は70~75機で、2027年に7機、2028年に20機の新造機納入を予定する。同社は昨年初め以降に10機のA321neoを受領した一方、コロナ禍の事業再建時に受け入れた賃料の高いリース機6機をリース会社BBAMに売却、同機はベトナムの新興航空会社Sun PhuQuoc Airwaysに渡った。リンガム氏はこの6機について「賃料が高く飛ばす採算が合わなかった」と説明した。共同創業者のトニー・フェルナンデス氏は、発注済みの500機を現金化する考えはないと述べた。

背景

AirAsia Groupはコロナ禍の事業再建の過程で、高額な賃料のリース機6機(A321neo)を受け入れていた。9月には政府による救済観測が流れ、同社株価が急落する局面があった。

日本企業への含意

東南アジア路線で競合する日本の航空会社や、同社と提携する空港・地上支援事業者にとって、AirAsiaの資金繰り動向は路線網や発着枠の安定性に影響し得る。航空機リース会社や部品サプライヤーも、既存機材の売却や新造機納入計画の実行状況を注視する必要がある。

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本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=88.22円 / 1000VND=6.08円 / 1THB=4.70円 / 1PHP=2.52円 / 1MYR=38.62円 / 1SGD=123.37円 / 1USD=157.83円)によります。

出典

本記事は上記1社の報道にもとづきます。

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