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タイ国際航空、CEOを一時停職 浸水対応で30日調査開始

タイ国際航空取締役会は2026年10月2日、空港浸水時の危機対応を問題視しチャイ・アイアムシリCEOを一時停職とし、サムリッティ・サムニアン取締役を暫定CEOに任命した。

タイ国際航空(タイ証券取引所上場の航空会社)取締役会は2026年10月2日の臨時会合(第9/2569回)で、チャイ・アイアムシリCEOを一時的に職務停止とし、取締役のサムリッティ・サムニアン氏を暫定CEOに任命した。あわせて会社の署名権者リストも変更し、ウィニット・ウィセットスワナプム氏が新たな署名権者としてチャイ氏に代わって就任した。背景には2026年9月25日に発生した豪雨による空港浸水があり、従業員が出勤できず大量の預け荷物が未回収のまま放置される事態となった。他の航空会社60社以上では同様の問題が発生しなかったことから、同社の危機対応体制に疑問が呈され、取締役会は調査委員会を設置して事実関係の調査と危機管理プロセスの見直しを進めることを決定した。

同社高官によると、調査委員会は30日以内に原因究明と経営上の不備を特定し、再発防止策をまとめて取締役会に報告する予定。チャイ氏は停職中も通常給与を受け取り続け、同社は今回の措置が報復的な処分ではないと強調した。署名権の変更は、取締役2名の署名と社印を要する会社業務に適用される。

背景

2026年9月25日の豪雨で空港が浸水し、従業員の出勤が困難になったことで大量の預け荷物が未回収のまま放置される問題が発生した。同時期に運航していた他の航空会社60社以上では同様の問題が確認されず、タイ国際航空の危機管理体制への疑問が取締役会内で高まったことが、今回の調査委員会設置とCEO停職の経緯となった。

日本企業への含意

タイ国際航空を利用する日本企業や出張者は、悪天候時の預け荷物遅延・紛失リスクが再発する可能性があり、代替輸送手段や保険対応を確認しておく必要がある。また同社の経営体制が一時的に不安定化するため、貨物輸送や提携業務で同社と取引する日本企業は、調査結果公表までの意思決定プロセスの遅れに留意する必要がある。

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本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=87.92円 / 1000VND=6.09円 / 1THB=4.69円 / 1PHP=2.52円 / 1MYR=38.68円 / 1SGD=123.41円 / 1USD=157.93円)によります。

出典

本記事は上記1社の報道にもとづきます。

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