タイ、3GeVシンクロトロン建設 JICA融資で2034年稼働目標
タイがラヨーン県EECi内に3GeVシンクロトロン光源「Siam Photon Source-II」を建設し、JICAとの融資契約締結を経て2034年7月の完全稼働を目指す。
新施設はタイ東部ラヨーン県ワンチャンバレー、Eastern Economic Corridor of Innovation(EECi、タイ東部の経済特区)内に建設される。加速器エネルギーは3GeV、貯蔵リング周長は321.3メートルで、最大22本のビームラインに対応可能。Japan International Cooperation Agency(JICA、融資契約締結予定の日本の機関)との融資契約は2026年11月に予定され、主要建屋は2031年8月に完成、2032年8月から2034年4月にかけて設置・試験を行う計画。
背景
タイには既にナコンラチャシマ県に1.2GeVのシンクロトロン施設があり、新施設「Siam Photon Source-II」はこれより高エネルギーの3GeV仕様となる。
日本企業への含意
日本企業にとっては、JICA融資を通じた大型科学インフラ事業への参画機会となり、建設・加速器機器供給を担うゼネコンや精密機器メーカーには受注のチャンスが生まれる可能性がある。また材料・半導体分野の研究機関にとっては、タイの新施設を利用した共同研究の選択肢が広がる可能性がある。
本記事の円換算・ドル換算は当日のレート(10000IDR=88.33円 / 1000VND=6.06円 / 1THB=4.73円 / 1PHP=2.51円 / 1MYR=38.58円 / 1SGD=123.29円 / 1USD=157.36円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

