シンガポール、中小企業1000社にAI導入支援 Slackが新制度
Salesforceとシンガポール情報通信メディア開発庁(IMDA)は、中小企業のAI活用を支援する共同プログラムを発表した。
Salesforceとシンガポールの情報通信メディア開発庁(IMDA)は、中小企業(SME)がAIを活用した業務フローを導入できるよう支援する共同プログラム「Slack AI Launchpad Programme」を発表した。プログラムは2年間にわたり実施され、シンガポール国内の中小企業最大1000社の参加を目指す。対象企業はビジネスチャット「Slack」と、その中に組み込まれたAI機能「Slackbot」を使い、業務にAIを組み込む取り組みを進める。発表時期は明示されていないが、シンガポールを拠点に展開される。
参加企業には、Slackの上位プラン「Business+」を60日間、最大10ユーザーまで無償で試用できる特典が提供される。プログラム期間中、各社はハンズオン形式のワークショップを2回受講し、最低1つのAI活用業務フローを構築することが求められる。ワークショップはSalesforceのパートナー企業であるBryd、May4S、Valuehubの3社と連携して実施される。Salesforceシンガポールのバーノン・チオ・カントリーゼネラルマネージャーは、人員の限られる中小企業でもAIによって大企業並みの顧客対応が可能になると述べた。IMDAのジョンソン・ポー企業変革・革新グループ担当アシスタントCEOは、中小企業の課題はAIツールへのアクセスではなく、日々の業務への応用方法を知らないことだと指摘した。
日本企業への含意
日本企業にとって、シンガポール拠点の取引先や現地子会社の中小企業にAI導入支援が広がる可能性があり、Slackを業務基盤とする場合は現地のAI活用度合いを踏まえた連携体制の見直しが必要になる可能性がある。また、ワークショップ形式での実践支援という手法は、日本国内での中小企業向けAI導入施策を検討する際の参考になる。
本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=87.68円 / 1000VND=6.10円 / 1THB=4.73円 / 1PHP=2.51円 / 1MYR=38.71円 / 1SGD=123.43円 / 1USD=157.90円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

