シンガポール:みずほ銀、鉄鉱石詐欺で提訴 150億円規模の債権焦げ付き疑惑
みずほ銀行はシンガポールでRadiant World(鉄鉱石トレーダー)を詐欺で提訴し、Glencore(スイス拠点の商品トレーダー)の偽支払い確認メールが問題視された。
みずほ銀行はRadiant Worldに対し約95.5百万米ドル(約150億3227万円)の融資が詐欺被害に遭ったと主張。偽メールでは100百万米ドル(約157億4059万円、127.6百万シンガポールドル相当)の支払い確認があったとされる。みずほの実際の与信残高は97.28百万米ドル(約153億1245万円)。Radiant Worldは受取金融の貸手6社に対し合計870百万米ドル(約1369億4318万円)を負っており、RadiantとSapphire Minmetals(Radiantと密接に関連するトレーダー)はGlencoreを相手取り2十億米ドル(約3148億1190万円)の損害賠償請求訴訟をシンガポールで起こしている。
背景
8月5日にRadiant WorldがGlencoreに宛てて送ったとされるメールが翌朝転送され、8月11日にGlencoreはみずほに対し取引が実在しないと伝えた。Radiant World創業者のPinkesh Naharは取引の正当性を主張し、Glencoreの否認を受け入れず請求を追及する意向を示している。
日本企業への含意
日本の金融機関や商社が海外で受取金融・貿易金融を扱う際、取引先からの支払い確認メールの真正性検証やサイバーセキュリティ対策の強化が必要になる可能性がある。特にコモディティ取引における多層的な与信管理体制の見直しが求められる。
本記事の円換算・ドル換算は当日のレート(10000IDR=88.24円 / 1000VND=6.06円 / 1THB=4.74円 / 1PHP=2.52円 / 1MYR=38.61円 / 1SGD=123.40円 / 1USD=157.41円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

