フィリピン中銀、25bp追加利上げ観測 ペソ最安値62.86
ANZ Research(ニュージーランド拠点の調査機関)は、フィリピン中央銀行がインフレとペソ安を抑えるため最終的に25bpの追加利上げに動く可能性があるとの見方を示した。
フィリピン中央銀行(BSP、フィリピンの中央銀行)は4月に利上げサイクルを開始し、8月には3会合連続で25bp利上げを行い、政策金利を5%とした。ANZ Researchは今後数四半期でさらに1回25bpの利上げがあると予想する。8月のインフレ率は6.1%と5カ月ぶりの低水準だったが、現在のインフレ率は5.2%でBSPの上限4%を超え、目標3%超えは6カ月連続となっている。ペソは9月14日に62.86ペソ/ドル(約158円)まで下落し、史上最安値を更新した。
背景
BSPは米FRBに先駆けて利上げを開始しており、Capital Economics(調査会社)はこの点からFRBの利下げ・利上げ動向に必ずしも追随する必要はないとの見解を示している。
日本企業への含意
ペソ安が続けば、フィリピンで部材・原材料を現地調達する日本企業は輸入コスト上昇に直面する可能性があり、金利上昇局面では現地法人の資金調達コストも高止まりする点への注意が必要になる。
本記事の円換算・ドル換算は当日のレート(10000IDR=88.24円 / 1000VND=6.06円 / 1THB=4.74円 / 1PHP=2.52円 / 1MYR=38.61円 / 1SGD=123.40円 / 1USD=157.41円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

