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マレーシア東海岸鉄道、完成98.16%で12月12日商業運行開始

マレーシア・レール・リンク(MRL)は東海岸鉄道(ECRL)の建設が98.16%完成したと発表し、11月に試運転、12月12日から商業運行を始めるとした。

マレーシア・レール・リンク(MRL、ECRLの事業会社)は2026年10月21日、Transport Expo Asia 2026でECRL(マレーシア東海岸と西海岸を結ぶ建設中の鉄道)の進捗を発表した。全長665キロのECRLはセランゴール州、パハン州、トレンガヌ州、クランタン州を結び、東海岸のクアンタン港・クママン港と西海岸のウエストポーツ、北港(ポートクラン)をつなぐ。同社CEOのダルウィス・アブドゥル・ラザク氏は、1編成45両で90台分のコンテナトラックに相当する貨物列車(90TEU)を運べると説明し、「200キロを超える長距離では鉄道貨物の利用が経済的で、東海岸企業にECRL利用への切り替えを強く勧める」と述べた。旅客はゴンバックとコタバルを急行で4時間、普通で5時間で結ぶ。

ECRLの運行・保守はMRLと中国の建設会社・中国交通建設(CCCC)が50対50で出資する合弁会社、ECRLオペレーションズ(EOSB)が担う。ダルウィス氏は「中国に15万キロ超の鉄道網を持つCCCCの豊富な運営経験を評価している」と述べ、マレーシア人労働者への技術移転を5年以内に達成する目標を示した。旅客列車はビジネスクラスとエコノミークラスを組み合わせた409席仕様と、全席エコノミーの425席仕様があり、エコノミーは3列または2列、ビジネスは2列の座席配置となる。

背景

ECRLはマレーシア政府が進める輸送手段を道路から鉄道へ転換する政策の一環で、統合的な輸送・物流網の構築を目指すプロジェクトと位置付けられている。これまではインフラ建設が焦点だったが、現在は長期的な経済・社会的便益の提供へと重点が移っている。

日本企業への含意

東海岸と西海岸の港を結ぶ鉄道貨物が商業運行を始めれば、マレーシアに製造拠点や物流拠点を持つ日本企業は、長距離輸送の選択肢として道路輸送から鉄道への切り替えを検討できるようになる。200キロ超の区間でのコスト削減が見込める一方、価格体系や最終区間の接続方法は未公表であり、具体的な利用判断には今後の詳細発表を待つ必要がある。

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本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=87.92円 / 1000VND=6.12円 / 1THB=4.70円 / 1PHP=2.51円 / 1MYR=38.74円 / 1SGD=123.78円 / 1USD=158.23円)によります。

出典

本記事は上記1社の報道にもとづきます。

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