10月23日(金) 現地報道と公的統計から、日本のビジネスパーソンに有益な情報をピックアップしています
東南アジアのビジネスニュースを日本語で

インドネシアBELI、26年上期売上55%増の14.8兆ルピア

インドネシアのEC大手BELIは2026年上期決算で連結純収益が前年同期比55%増の14.8兆ルピア(約1306億9489万円)に達したと発表した。

PT Global Digital Niaga Tbk(BELI、ECとOTA事業tiket.comを運営するインドネシア企業)は10月14日、オンライン形式で開催した2026年次公開説明会で2026年上期(1〜6月)の決算を発表した。連結純収益は前年同期比55%増の14.8兆ルピア(約1306億9489万円)となった。総取扱高(TPV)は同12%増の45.1兆ルピア(約3982億6620万円)で、前年同期の40.2兆ルピア(約3549億9559万円)から伸びた。

TPVの内訳では第三者(3P)小売セグメントが全体の58%を占め最大の構成要素となり、このうちライフステージ関連カテゴリーが69%を占めた。CFOのロナルド・ウィナルディ氏はこれを旅行予約サイトtiket.comの伸びによるものと説明した。同氏はまた、市場環境が依然厳しい中でも手数料率(テイクレート)と利益率の改善、効率的なコスト管理がEBI(インドネシアの中央銀行)TDA改善を後押ししたと述べ、純収益の伸びは家電・スマートフォン・スポーツ用品の販売増加、tiket.com事業の貢献拡大、法人向けおよび実店舗事業の成長が寄与したと説明した。

背景

同社は市場環境が依然として厳しいと位置づけながらも、2026年上期を通じて財務実績が一貫して改善したと説明している。この改善は主に手数料率と利益率の向上、効率的なコスト管理によってもたらされたとしている。

日本企業への含意

日本のEC・旅行関連企業にとって、インドネシアでは第三者小売やOTA分野の存在感が増している実態が示された。家電・スポーツ用品や旅行予約といった消費カテゴリーの成長は、現地パートナーとの提携や越境EC展開を検討する日本企業にとって市場動向を読む材料になる。特にOTA事業の伸びは、旅行・宿泊関連企業が現地提携を再検討する契機になる可能性がある。

PRVRIAcademy 東南アジアの現地スタッフに、日本トップ企業の研修を。英語・オンラインライブ、次回2027年1月12日開講

本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=88.31円 / 1000VND=6.11円 / 1THB=4.72円 / 1PHP=2.52円 / 1MYR=38.73円 / 1SGD=123.69円 / 1USD=158.30円)によります。

出典

本記事は上記1社の報道にもとづきます。

メールで受け取る

1週間の東南アジアのビジネスニュースを、月曜の朝に1通にまとめて送ります。