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インドネシア・グラスバーグ鉱山、2026年に生産67%まで回復

フリーポート・マクモラン傘下のPTフリーポート・インドネシアは、2025年9月の地滑りで停止したグラスバーグ鉱山が2026年第3四半期に正常時の67%まで生産回復したと発表した。

米フリーポート・マクモラン(FCX)傘下のPTフリーポート・インドネシア(PTFI)は、東部パプアのグラスバーグ地下鉱山(グラスバーグ・ブロック・ケーブ、GBC)が2025年9月の地滑りからの回復を進め、2026年第3四半期(7〜9月期)の生産を再開したと明らかにした。同鉱山は地滑りで複数の作業員が死亡し操業を停止していたが、2026年10月5日時点の報告では、GBCからの産出量が日量7万トンに達し、鉱石処理量は日量平均14万トンと、地滑り前の正常水準の67%まで回復した。鉱石供給停止で稼働を止めていたジャワ島グレシクの製錬所マニャールも、2026年8月に操業を再開した。

PTFIのトニー・ウェナス社長は、2026年8月から新しい製錬所マニャールへの供給を開始し、同月の陰極銅生産量は約5000トンだったと述べた。会社側は10月の処理量を陰極銅3万5000トンまで引き上げ、2026年末までに銅生産量を5万7000トンとする見通しを示した。PTFIはPTスメルティングを含め、年間最大80万トンの陰極銅を生産できる製錬能力を持つとFCXは説明した。地滑り発生時のPTFIの生産は、正常時の日量20万トンに対し約3割にあたる日量6.5万〜7万トンまで落ち込んでいた。生産能力は2027年半ばに80%、年末にはほぼ全面稼働を目指すとしている。

背景

グラスバーグ・ブロック・ケーブ鉱山は2025年9月に地滑りが発生し、複数の作業員が死亡して操業が停止した。鉱石供給が途絶えたことで、ジャワ島グレシクの製錬所も稼働を止めた。PTFIは2025年11月時点でマニャール製錬所の2026年第2四半期の操業再開を目標としていたが、その後時期がずれ込んだ。

日本企業への含意

世界有数の銅・金鉱山であるグラスバーグの供給停止は、銅を原材料とする日本の電線・電機・自動車関連メーカーの調達価格や供給網に影響し得る。生産が2027年半ばの稼働率80%達成に向けて回復する過程は、国際銅相場の変動要因として注視が必要になる。製錬能力の増強でインドネシア国内での銅加工が拡大すれば、日本の非鉄金属商社や製錬業者との取引条件にも変化が及ぶ可能性がある。

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本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=88.02円 / 1000VND=6.08円 / 1THB=4.70円 / 1PHP=2.52円 / 1MYR=38.62円 / 1SGD=123.27円 / 1USD=157.73円)によります。

出典

本記事は上記1社の報道にもとづきます。

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