EU、ベトナム鉄鋼に新割当制 2026年7月から年1.1百万トン
EUは2026年7月1日から鉄鋼輸入管理方式を変更し、ベトナムに6品目で年1.1百万トンの国別割当を設定、超過分には50%の関税を課す。
欧州委員会は2026年7月1日から新制度を導入する。旧セーフガード措置(2019年開始、超過関税25%)は2026年6月30日に失効し、超過分の関税は50%に引き上げられる。ベトナムには熱間圧延コイル(41.5万トン)や亜鉛メッキ鋼板(47万トン)など6品目で年間合計1.1百万トンの割当が付与され、四半期ごとに均等配分される。ベトナムの鉄鋼輸出は8カ月累計7.9百万トン、54.3億ドルに達し、EU向けは7カ月間の輸出量の17.5%を占めた。
背景
旧セーフガード措置は2019年から続いていたが2026年6月末で期限切れとなり、EUは新たな国別割当制度に切り替える。並行してEUの炭素国境調整措置(CBAM)が2026年1月から本格適用される。
日本企業への含意
ベトナム産鋼材を調達する日本企業や東南アジアで加工する日系製造業は、割当超過時の50%関税適用を踏まえた四半期ごとの調達量管理と、CBAM対応に向けた炭素排出データの把握・整理が必要になる可能性がある。
本記事の円換算・ドル換算は当日のレート(10000IDR=88.24円 / 1000VND=6.06円 / 1THB=4.74円 / 1PHP=2.52円 / 1MYR=38.61円 / 1SGD=123.40円 / 1USD=157.41円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

