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ベトナム初の国産暗号チップ「VGC v1.0」発表、処理速度15倍

ベトナム政府暗号委員会とViettelは2026年11月4日、同国初の国産設計セキュリティチップ「VGC v1.0」を共同発表した。

ベトナム政府暗号委員会(M2)とViettel(ベトナム最大の通信・技術企業、半導体センターを保有)は2026年11月4日、ベトナム初の国産設計セキュリティチップ「VGC v1.0」を共同発表した。同チップは28ナノメートルのCMOS技術で製造され、パッケージサイズは縦横10ミリ。ソフトウェア方式の暗号処理と比べ、データの暗号化・復号処理速度が15倍に達する。2026年第1四半期に初回ロット製品が技術試験に合格し、社会経済分野での実用展開に向けた認証を取得した。

チップには3億個のトランジスタが搭載されている。両者は量産化に向けた協力協定も締結し、内容はVGC v1.0の量産推進、マルチコア型セキュア半導体プラットフォームの開発、チップ設計・ハードウェアセキュリティ専門人材の育成、製品の試験・評価の4項目にわたる。ファン・バン・ザン国防相兼副首相(政治局員、中央軍事委員会副書記)は「チップを掌握しなければ暗号を完全に掌握することは難しく、暗号を掌握しなければデジタル主権と祖国を守ることは難しい」と述べ、「我々は他国より遅れて始まったかもしれないが、歩みを緩めることはない。追いつき、追い越すために前進する」と語った。

背景

ベトナムの暗号分野は80年以上にわたりソフトウェア方式の暗号アルゴリズムを開発・掌握し、国家機密の保護に活用してきた。輸入半導体部品への依存に伴うサイバーセキュリティリスクの高まりを受け、国産の暗号アルゴリズムをハードウェアに直接組み込む必要性が生じていた。

日本企業への含意

ベトナムが半導体サプライチェーンの脱輸入依存とセキュリティ国産化を進める動きは、現地で通信・金融・政府向けシステムを展開する日本企業にとって、調達先や認証要件の見直しを迫られる可能性がある。Viettelとの協業機会や、現地量産チップを前提とした製品設計への対応が今後の検討課題になる。

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本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=87.28円 / 1000VND=6.14円 / 1THB=4.69円 / 1PHP=2.50円 / 1MYR=38.84円 / 1SGD=123.62円 / 1USD=158.40円)によります。

出典

本記事は上記1社の報道にもとづきます。

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